iPhoneの「探す」で居場所がわかる防犯ブザーが販売開始! 月額料金不要の子ども見守りソリューション



ランドセルに防犯ブザーをつけた子どもと手をつなぐ保護者

 株式会社NAKAGAMIは11月19日、AirTag機能を搭載した防犯ブザー『iPhoneの「探す」で居場所がわかる防犯ブザー』の販売を開始しました。

販売背景

 近年、子どもを狙った犯罪が深刻な社会問題となっており、とくに略取・誘拐事件においては子どもが標的となるケースが多く報告されています。警察庁の「令和5年における子供の犯罪被害の状況等」によると、子どもを狙う誘拐事件は10年で約3倍に増加したとのことです。

 日常的に子どもが一人で行動する機会が増える中、保護者の不安も高まっています。しかし、従来のGPS機能付き見守りサービスは月額料金が必要で、家計への負担が課題となっていました。

 同社では、コストと安心のバランスを重視し、AirTag機能を搭載した本製品の販売を開始しました。緊急時の大音量アラーム機能と、月額料金不要の位置情報確認機能を一体化した防犯グッズとなっています。

防犯ブザーの主な特徴

iPhoneの「探す」で居場所がわかる防犯ブザーの主要機能と利用シーン

 本製品はApple AirTag機能を搭載することで、iPhone「探す」アプリを活用した位置情報確認を月額課金なしで実現しています。Apple製品との高い互換性により、すでにiPhoneをお使いの保護者の方であれば、追加アプリのダウンロードや複雑な設定なしですぐに利用できるということです。

 販売価格を約3,000円に設定し、AirTag単体価格(5,000円)を大幅に下回る価格を実現しています。従来のGPS見守りサービスでは月額数百円から千円程度の継続費用が必要でしたが、本製品なら初期費用のみで長期間の見守りが可能となり、家計への負担を大幅に軽減できます。

 各種展示会において「売れそうな商品1位」を獲得した実績があり、市場からの高い評価を得ています。従来の防犯ブザーとしての基本機能も充実しており、緊急時には大音量のアラームで周囲に危険を知らせることができます。また、子どもでも直感的に操作できるシンプルで分かりやすい設計となっているとのことです。

 GPS機能との違いやAirTagの仕組み(iPhone電波依存、更新頻度)について製品説明書で明確に説明し、お客様に正しい理解のもとでご利用いただけるよう配慮されています。プライバシー保護の観点から悪用防止のための使用上の注意事項も明記されています。

実際の利用シーン

 朝の通学時に防犯ブザーを持たせることで、保護者は職場からでも子どもの居場所を確認できます。

バッグに防犯ブザーを付けて外出する女性

 塾や習い事の帰り道、友達との外出時など、保護者の目が届かない時間帯でも安心して見守ることができるということです。

 ランドセルや通学かばんに取り付けることで、学校での紛失や置き忘れの際にも「探す」アプリで位置を特定できます。

商品情報

iPhoneの「探す」で居場所がわかる防犯ブザーの本体(グレーとイエロー)

商品名

 『iPhoneの「探す」で居場所がわかる防犯ブザー』

販売価格・販売チャネル

 販売価格は2,728円(税込)です。ホームセンターや家電量販店などで発売予定となっています。

AirTagの仕組みについて

 本製品はApple社のAirTagの技術を活用しており、位置情報の確認にはiPhone等のApple製デバイスからの電波が必要です。GPS機能とは異なり、Apple製品が周辺にない環境では位置情報の更新ができない場合があるとのことです。詳細な仕組みや制限事項については、製品同梱の取扱説明書で確認することが推奨されています。

使用上の注意

 他人の位置情報を無断で取得する目的での使用は違法です。他者の追跡を目的とした使用は禁止されています。悪用するとストーカー規制法違反として罰せられる可能性があります。




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