DJI初の可変絞り対応アクションカメラ『Osmo Action 6』発表! フラッグシップ級の映像性能を実現



DJI Osmo Action 6が水しぶきの中で浮かぶ、製品のキービジュアル

 DJI JAPAN株式会社は11月18日、新型アクションカメラ『Osmo Action 6』を発表しました。同製品は、アクションカメラとしては珍しい可変絞り機能を搭載し、フラッグシップ級の画質性能を実現しています。

可変絞りで常識を刷新

 『Osmo Action 6』の最大の特徴は、f/2.0~f/4.0の可変絞りに対応している点です。従来のアクションカメラは固定絞り設計でしたが、同製品は複数の絞りモードから用途に合わせて選択できるようになっています。

 最大絞り値f/2.0により、低照度環境でもより多くの光を取り込むことができ、優れた画質での撮影が可能です。自動モードでは複数の絞り範囲から適切な値が自動選択され、夜景からディテール豊かな日中の風景まで、さまざまなシーンで鮮明な映像を撮影できます。

 スターバーストモードでは、街の灯りを印象的なスターバースト効果で描写し、都市部の夜景に創造的なアクセントを付けくわえるということです。

マクロレンズを装着し手に持たれたDJI Osmo Action 6

別売のマクロレンズアクセサリーを使用すれば、浅い被写界深度での撮影が可能になり、料理やペット、花などのクローズアップを美しく撮影できます。マクロレンズ装着時は最短焦点距離が35cmからわずか11cmに短縮され、鮮明なクローズアップの自撮りやVlog撮影が実現するということです。

新搭載1/1.1インチスクエアセンサーでフラッグシップ級の画質を実現

 『Osmo Action 6』は、DJIが独自設計した1/1.1インチスクエアCMOSセンサーを搭載しており、2.4μm相当の大型ピクセルサイズを実現しています。最大13.5ストップのダイナミックレンジにより、コントラストの高いシーンでもディテールまで鮮明に捉えられます。

 4:3比率で最大4K/120fpsの動画撮影に対応し、大型センサーにより低照度時の画質も向上しています。非常に暗い環境でも鮮明でディテール豊かな映像を撮影でき、スーパーナイトモードに対応することで、低照度環境でも最大4K/60fpsの詳細な動画撮影が可能です。

 DJIの10-bit D-Log Mカラーシステムにより、明暗部のディテールを保持し、自由度の高い後編集が可能となっています。本体に搭載されたスクリーン上でのD-Log Mプレビューに対応しており、リアルタイムで色彩や露出を確認できるということです。

マウンテンバイクで砂塵を巻き上げながら走行するライダー、胸にOsmo Action 6を装着

4Kカスタムモード:撮影後にフレームを自在にクロップ

 『Osmo Action 6』は、新しい4Kカスタムモードを初搭載しています。スクエアセンサーを活かし、動画を撮影してから後編集でフレームを自在にクロップできるため、異なるSNSチャンネル向けにクリエイティブな動画を簡単に作成・共有できます。カメラを手動で位置調整しながら撮影する必要がなくなるとのことです。

スローモーション撮影と手ぶれ補正機能

 『Osmo Action 6』は、最大4K/120fpsのスローモーション撮影にネイティブ対応しています。また、1080pで最大32倍のスーパースローモーション映像をスマートに生成・再生でき、1080p/240fpsで記録したフレームを補間することで、1080p/30fpsで再生した際に960fps相当のスローダウン効果を実現するということです。

 手ぶれ補正機能として、RockSteady 3.0、RockSteady 3.0+、HorizonBalancing、HorizonSteadyの各モードを搭載しており、水平方向の傾きを±45°以内、または360°範囲で補正しながら4K/60fpsの高精細映像を撮影できます。

 2倍ロスレスズームにより、4K画質を損なうことなく最大2倍までズーム可能で、遠くのディテールも鮮明でクリアに捉えられます。自然な広角FOVは広い画角を保ちながら縦方向の歪みを抑え、6種類の内蔵フィルムトーンから選択して映像の雰囲気をカスタマイズできるということです。

高度な撮影機能と対応アクティビティ

 『Osmo Action 6』は、縦向きモードで被写体を自動検出し優先しながら撮影し、露出を最適化することで自然な肌色を再現します。被写体のセンタリングとトラッキング機能により、被写体を自動で追跡し、常にセンターフレームに収めることが可能です。

 ダイビング、スキー、マウンテンバイク、ハイキングなど、さまざまなアクティビティに対応しています。IP68等級の防水性能を備え、ケースなしで最大20メートル、専用防水ケース使用時は最大60メートルまで水中での撮影が可能です。業界トップクラスの色温度センサーを内蔵し、水中でも自然な色彩を再現するということです。

 耐寒設計を採用しており、氷点下20℃までの環境でも使用でき、山岳や過酷な環境での撮影も可能です。最大4時間のバッテリー駆動に対応し、バッテリーはわずか22分で80%まで急速充電できます。容量50GBのストレージを内蔵し、メモリーカードなしでも大切な瞬間を記録できるということです。

OsmoAudioエコシステムによる高品質な音声録音

 『Osmo Action 6』は、最大2台のDJIマイク トランスミッター(Mic 2、Mic 3、Mic Mini対応)と直接接続が可能です。レシーバーを使わずに高品質な音声を記録できます。

 2台のマイクと接続できるため、2つの異なる音源を同時に録音することが可能で、二人の会話やエンジン音といった環境音とナレーションを同時に捉えられます。トランスミッターがなくても、カメラ内蔵の3マイクアレイが豊かなステレオ音声を収録し、スマートなノイズ低減アルゴリズムが風切り音を抑えてはっきりとした音声を録音するということです。

販売構成と価格

Osmo Action 6 スタンダードコンボ

Osmo Action 6 スタンダードコンボの同梱物一覧

 61,270円(税込)で販売されます。同梱物として、Osmo Action 6本体、Osmo Action エクストリームバッテリーPlus(1950 mAh)、Osmo 両方向クイックリリース式アダプターマウント、Osmo Action 接着式カーブベース、Osmo 止めねじ、USB-C to USB-C PDケーブル、Osmo Action 滑り止めパッドが含まれています。

Osmo Action 6 アドベンチャーコンボ

Osmo Action 6 アドベンチャーコンボの同梱物一覧

 77,440円(税込)で販売されます。スタンダードコンボの内容物にくわえて、Osmo Action エクストリームバッテリーPlus×2、Osmo 両方向クイックリリース式アダプターマウント×1、Osmo 止めねじ×1、Osmo 多機能バッテリーケース 3、Osmo 1.5m 延長ロッド×1が追加されています。

専用アクセサリーラインナップ

 『Osmo Action 6』の撮影体験をさらに充実させるため、以下の専用アクセサリー(別売)が用意されています。

  • Osmo Action 6 マクロレンズ
  • Osmo Action 6 FOVブーストレンズ
  • Osmo Action 6 ガラスレンズカバー
  • Osmo Action 6 NDフィルターセット
  • Osmo Action 両方向バッテリーハンドル
  • Osmo Action 両方向 360°リストストラップ
  • Osmo Action 両方向ミニ ハンドルバーマウント
  • Osmo Action 6 防水ケース
  • Osmo 多機能バッテリーケース 3
  • Osmo 1.5m 延長ロッドキット(両方向クイックリリース式)
  • Osmo 平面粘着ベースキット(両方向クイックリリース式)
  • Osmo ロードバイク アクセサリー キット(両方向クイックリリース式)
  • Osmo Action 6 ダイビング用アクセサリーキット

DJI Care Refresh保証プラン

 DJI Care Refreshは、DJI製品向けの包括的な保証プランで、『Osmo Action 6』でも利用できます。経年劣化や衝突、水没などによる故障・損傷は、製品交換サービスによってカバーされます。

 DJI Care Refresh(1年版)は1年間に最大2回の製品交換を含み、DJI Care Refresh(2年版)は2年間に最大4回の製品交換を含みます。メーカー保証、グローバル保証サービス、配送料無料などの専用サービスが含まれています。

購入情報

 『Osmo Action 6』は、DJI公式オンラインストアおよび正規販売店で注文可能で、本日より出荷が開始されます。




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