
ファーストメディア株式会社は12月9日、防災情報アプリ『全国避難所ガイド』に新開発のブラインドモード機能を搭載したバージョンアップ版を公開しました。
ブラインドモード機能について

今回のアップデートでは、全盲のシンガーソングライター大石亜矢子さんの監修を経て、視覚障がい者でも簡単に操作できるようにiOSおよびAndroidに搭載されたスクリーンリーダーに対応しました。これにより、全盲の方でも防災アプリが利用可能となります。
新機能は現在地の危険性を一元的に確認でき、避難所検索も現在地から近い順にリスト表示されるため、高齢者やアプリ操作に不慣れな方にも使いやすいシンプル設計となっています。
スクリーンリーダー対応
iOS版VoiceOver機能およびAndroid版TalkBack機能に対応し、音声読み上げが行われます。トップ画面ですべての情報が確認できるように、現在地の危険性が一元的に表示されます。
現在地の防災情報

現在地に発表されている避難情報や気象庁防災情報が表示されます。避難情報や気象庁防災情報、国民保護情報はプッシュ通知でもお知らせされます。
現在地における各種ハザードマップの内外判定も表示され、土砂災害警戒区域、洪水浸水想定区域、津波浸水想定区域、高潮浸水想定区域の内外判定に対応しています。また、現在地の標高も表示されます。
周辺の避難所検索

避難所・避難場所が現在地から近い順にリスト表示されます。避難所が開設された場合は、開設避難所が現在地から近い順にリスト表示されるとのことです。
避難所リストを選択するとGoogle Mapアプリで音声案内が開始されます。2026年4月からは、視覚障がい者歩行支援アプリ『Eye Navi』で音声案内が可能となる予定です。
『全国避難所ガイド』の主な機能

『全国避難所ガイド』は2011年7月より配信を開始している総合防災アプリです。GPS機能を利用して現在地周辺の避難所や避難場所、国民保護避難施設が自動検索されます。

現在地に発令された避難情報、気象庁防災情報、国民保護情報などがプッシュ通知でお知らせされるほか、土砂災害警戒区域、洪水浸水想定区域、津波浸水想定区域などのハザードマップが表示されます。

避難コンパス、ARカメラ機能を利用した避難行動支援のほか、安否登録、安否確認、オフライン機能に対応しています。自治体システムと連携した防災行政無線放送の音声再生も可能です。英語、中国語(簡体・繁体)、韓国語で利用できます。

防災情報データベースAPI提供
全国の避難所、避難場所、国民保護避難施設のAPI提供が行われています。全国の土砂災害警戒区域、洪水浸水想定区域、津波浸水想定区域、高潮浸水想定区域のAPI提供のほか、ハザードマップ内外判定のAPI提供も実施されています。
- API提供について:https://www.hinanjyo.jp/api.html
アプリダウンロード
- App Store:https://apps.apple.com/jp/app/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E9%81%BF%E9%9B%A3%E6%89%80%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89/id446063625
- Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.hinanjyo.guide
- 『全国避難所ガイド』公式サイト:https://www.hinanjyo.jp
- 『Eye Navi』公式サイト:https://www.eyenavi.jp
- Original:https://www.appbank.net/2025/12/09/iphone-application/2881899.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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