ChatGPTでAdobe Photoshop、Express、Acrobatが利用可能に! 12月11日より提供開始



ChatGPTでAdobe Photoshopを使い写真編集するUI画面

 アドビ株式会社は12月11日、ChatGPT向けに『Adobe Photoshop』『Adobe Express』『Adobe Acrobat』といったクリエイティブアプリの提供を開始しました。週間利用者数8億人のChatGPTユーザーが、これらのアドビの業界をリードするアプリを直接利用できるようになります。

ChatGPT上で実現するアドビのクリエイティブ機能

 ChatGPT向けアドビアプリは、対話型のシンプルさとアドビのツールの力を組み合わせることで、誰もがChatGPT上で簡単にクリエイティブ制作を行える環境を実現しています。ユーザーはアドビのアプリ使用経験がなくても、チャット内で指示を入力するだけで高度な編集が可能です。

 アドビのデジタルメディア事業部門代表デイビッド・ワドワーニ氏は「Adobe Photoshop、Adobe Express、Adobe AcrobatをChatGPTに直接提供できることを大変嬉しく思います。アドビのクリエイティブなイノベーションとChatGPTの使いやすさを組み合わせ、全ての人にクリエイティビティを開放します。これにより、日常的に使われているプラットフォーム上で、何百万人もの人々が、自分の言葉だけで簡単にAdobe Photoshopで編集を行えるようになります」とコメントしています。

Adobe Photoshopの機能

 ChatGPT向けの『Adobe Photoshop』では、特定のオブジェクトの編集、明るさやコントラスト、露出などの画像設定の調整が可能です。グリッチやグローなどのクリエイティブな効果も、すべて元の画像の品質を保ちながら適用できるということです。

 ユーザーは「Adobe Photoshop、この画像の背景をぼかすのを手伝ってください」というように、ChatGPTで指示を入力するだけで、自動的にアプリが起動し、文脈を理解してタスクを実行します。

Adobe Expressの機能

 『Adobe Express』では、プロによってデザインされた豊富なテンプレートから最適なものを見つけられます。テキストや画像の差し替え、デザインのアニメーション化、編集の繰り返しといった作業が、すべてチャット内で実現するということです。あらゆる場面で活躍する、印象的なコンテンツの作成が可能です。

Adobe Acrobatの機能

 『Adobe Acrobat』では、チャット内でPDFを直接編集したり、テキストや表を抽出したり、複数のファイルを統合したり、ファイルを圧縮してPDFに変換したりといった作業が、フォーマットと品質を保ちながら行えるということです。機密情報の編集も簡単に実現できるようになります。

提供開始と利用方法

 ChatGPT向けの『Adobe Photoshop』『Adobe Express』『Adobe Acrobat』は12月11日より、全世界のChatGPTのデスクトップ版、ウェブ版、およびiOS版で無料で利用可能です。『Adobe Express』はAndroid版でも利用可能となっており、『Photoshop』および『Acrobat』のAndroid版も近日提供開始予定とのことです。

 アドビのツールのフルパワーと精度を求める人は、ChatGPTからアドビのアプリへシームレスに移行し、そのまま元の作業を継続できるようになります。

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