日本発サーカス『GASHA』がオーストラリアでワールドプレミア! 2026年1月より公演開始



近未来ニッポンの遊郭をイメージしたビジュアルサーカス『GASHA』のキービジュアル

 WORQUES Productions Inc.は12月11日、現代サーカスカンパニー『CIRQUEWORK(シルクワーク)』の最新作『GASHA(ガーシャ)』を発表しました。

近未来ニッポンの遊郭を再解釈したビジュアルサーカス

『GASHA』の舞台で空中芸を披露するエアリアルアーティスト

 『GASHA』は、混沌と官能が交錯する近未来ニッポンの遊郭を再解釈し、ビジュアルアートとサーカスを融合させた新感覚のショーとなっています。再構築された遊郭のような妖しい世界の中で、多国籍のアーティストたちが着物を纏い、空中を舞い、絡み合い、弾けるとのことです。

 日本的な美意識とデジタルサウンド、鮮烈な映像演出が溶け合い、伝統と未来が交差する「美しい混沌」の瞬間が立ち上がるということです。高いサーカス技術と精緻なアートデザインが結びつき、かつてないスタイルの「日本発サーカス」が幕を開けます。

世界的エアリアルアーティスト・品川瑞木がアーティスティック・ディレクションを担当

赤い布を使い優雅な空中パフォーマンスを披露するアーティスト

 『GASHA』のアーティスティック・ディレクションを担当するのは、CIRQUEWORK共同創設者であり世界的エアリアルアーティストの品川瑞木さんです。

 品川瑞木さんは14歳で空中芸を始め、2015年よりカナダ・モントリオールの名門サーカス学校「École nationale de cirque」にてエアリアル・ティシューを専攻しました。2019年、フランスで開催された世界的サーカス大会「Cirque de Demain」に出場し、エアリアルアーティストとして初の快挙となるブロンズ賞を受賞しています。

 翌2020年大会ではメインビジュアルにも起用されました。現在は世界各国のサーカスカンパニーからオファーが寄せられ、「Cirque du Soleil」「Cirque Éloize」「Les 7 doigts de la main」など数々の著名カンパニー作品に出演しているとのことです。

南半球最大のフェスティバルでワールドプレミア公演を敢行

南半球最大のパフォーマンス芸術祭『アデレードフリンジ』の公演会場

 『GASHA』は2026年1月中旬から3月中旬にかけて、西豪州最大の「フリンジ・ワールド(パース)」と南半球最大の「アデレード・フリンジ(アデレード)」にてワールドプレミアを迎えます。日本発のサーカス作品が海外大型フェスティバルのメイン会場でワールドプレミアを迎えるのは極めて異例であり、国際的にも注目が集まっています。

海外ツアー公演日程・会場(予定)

2026年1月21日~2月15日 Fringe World(パース/西オーストラリア州)

 西豪州最大のパフォーマンス芸術祭での初公演が予定されています。

2026年2月20日~3月22日 Adelaide Fringe(アデレード/南オーストラリア州)

 南半球最大のパフォーマンス芸術祭での公演が予定されています。

GASHAクリエイティブチーム

アーティスティック・ディレクション:品川瑞木

 CIRQUEWORK共同創設者として、作品全体の芸術的方向性を統括しています。

コンセプトデザイン/プロデュース:松本一晃

 WORQUES Productions / CIRQUEWORK代表として、プロジェクト全体を統括しています。

テクニカル・ディレクション:Christian Ekren

 技術的側面から公演実現をサポートしています。

音楽:Mars

 作品の音響デザインを担当しています。

照明:Kelsey Miller

 照明演出を手がけています。

映像:野口一信

 映像制作を担当しています。

グラフィックデザイン:松尾紀之

 ビジュアルアイデンティティを構築しています。

衣裳サポート:上平英代

 衣装面でのサポートを行っています。

CIRQUEWORK(シルクワーク)について

 日本の現代サーカス界の新たな旗手として国内外から注目を集めるクリエイションチームです。アクロバット、ダンス、音楽、照明、映像を融合させ、サーカスを軸に新たなパフォーマンス体験を創出しています。

 代表作『YOAH(ヨア)』は「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」で★★★★★を獲得し、「アデレード・フリンジ」では二年連続で”Best Circus Award Weekly Winners”を受賞しました。観客動員数は10,000人を突破し、福岡から世界へ発信する存在として、その影響力をさらに高めています。

関連リンク

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©Mizuki Shinagawa
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