聖飢魔Ⅱ VS BABYMETAL 悪魔と神の奇跡のジョイントギグ初日がWOWOWで12月14日放送!



聖飢魔ⅡとBABYMETALのメンバー全員集合写真

 株式会社WOWOWは12月11日、聖飢魔ⅡとBABYMETALによるジョイントライブ「遭遇-Encounter-」の放送・配信を発表しました。8月30日・31日にKアリーナ横浜で開催されたこのイベントの初日の模様が、12月14日午後8時にWOWOWライブで放送・配信されます。

ライブの背景

 魔暦27年(西暦2025年)、地球デビュー40周年を記念して期間限定再結集を果たした聖飢魔Ⅱ。4月から開催された全国ホールツアーは全公演が完売し、7月には現在の構成員だけで制作したCD新譜大教典『SeasonⅡ』を発布しました。8月23日にはデビュー同期にあたるTUBEの40周年横浜スタジアム公演にサプライズ登場してコラボレーション曲を披露するなど、メモリアルイヤーの夏を精力的に過ごしていました。

聖飢魔Ⅱデーモン閣下のライブパフォーマンス

 一方、結成15周年のアニヴァーサリーイヤーを迎えたBABYMETAL。英国・ロンドンO2アリーナ公演をはじめとするUK&EUツアー、北米ツアー、日本の音楽フェス出演、さらにはアジアツアーとワールドワイドに活躍しています。8月発表のアルバム『METAL FORTH』は全米アルバムチャートでトップ10入りを果たすなど、世界を熱く盛り上げていました。

BABYMETALのSU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALの3人によるパフォーマンス

ジョイントライブの概要

 HR/HM界を席巻する2組による奇跡のジョイントギグが開催されたのは8月30日・31日、Kアリーナ横浜です。「敵なのか!味方なのか?!現世最凶の遭遇!!」と銘打たれたこのイベントは大きな話題を集め、チケットは即日SOLD OUTとなりました。

Kアリーナ横浜に集まった聖飢魔ⅡとBABYMETALの観客

DAY-1「遭遇-Encounter-」の模様

聖飢魔Ⅱのパフォーマンス

 『遭遇-Encounter-』と題されたDAY-1では、冒頭に「遭遇の系譜」映像が上映されました。魔暦元(西暦1999)年末に地球征服を完了し解散しましたが、約5年おきに人類の悪魔化を視察する為に再集結してきた聖飢魔Ⅱ。一方、メタルの神「キツネ様」にメタルパワーを与えられ、「世界をメタルでひとつにまとめること」を宣言したBABYMETAL。互いにその存在を意識し続けて来た、悪魔と神の戦いがついに実現しました。

 先に姿を現したのは聖飢魔Ⅱです。ステージ上段にデーモン閣下を除く構成員が登場し、階段を下りるとサポートメンバーも合流し定位置につきました。爆音を鳴り響かせたのは、大黒ミサの前奏曲(プレリュード)とも呼ぶべき器楽曲「創世紀」です。舞台中央に運ばれた棺の中からデーモン閣下が現れると、人類への警鐘を鳴らした「1999 Secret Object」へ移行。冒頭から閣下の高音の叫びが聴衆の心を鷲掴みにしました。

聖飢魔Ⅱのメンバーによるライブステージ全体像

 ルーク篁参謀とジェイル大橋代官のギターソロをフィーチャーした「老害ロック」では、平均年齢が10万61歳を超えた今なお衰えることを知らない悪魔の心意気をロックンロールで魅せ付けました。対決姿勢が全面に打ち出されたのは「アダムの林檎」です。途中BABYMETALへの挑発とも客席へのアジテーションとも取れる「BABYMETAL Is DEAD」(「HEAVY METAL IS DEAD」の替え歌)を繰り出し、会場をさらに過熱させました。

聖飢魔Ⅱルーク篁参謀によるギターソロパフォーマンス
聖飢魔Ⅱジェイル大橋代官によるギターソロパフォーマンス
聖飢魔Ⅱの「アダムの林檎」パフォーマンスとステージ演出

 圧巻は新譜CD大教典のリードトラック「Kiss U Dead Or Alive」でした。重厚なイントロダクション、ライデン湯澤殿下のドラムスとゼノン石川和尚のベースが刻むミドルテンポでグルーヴィなリズム、甘美でシュールな世界観を歌い上げるデーモン閣下。息の合ったステージングも見応えたっぷりの濃厚なパフォーマンスとなりました。

聖飢魔Ⅱライデン湯澤殿下のドラム演奏
聖飢魔Ⅱゼノン石川和尚のベース演奏

 メッセージ性の強い「Next Is The Best!」で明日へと向かう姿勢をメタルサウンドで祝福すると、悪魔的、黒魔術的な要素を導入した「蠟人形の館」へ移行。日本ヘヴィメタル史上初の大ヒットシングル曲に満場の観衆は大熱狂しました。ラスト・ナンバーはスラッシュ・チューン「FIRE AFTER FIRE」です。炎を吹き上げたLED演出と過熱していく演奏に、場内のヴォルテージもレッドゾーンを振り切っていきました。

聖飢魔Ⅱデーモン閣下の炎が上がるステージでのパフォーマンス

BABYMETALのパフォーマンス

 聖飢魔Ⅱ創始者ダミアン浜田陛下とキツネ様のエピソード映像が流れた後、BABYMETALの出番が始まりました。オープニング・ナンバーは名刺代わりとも言える「BABYMETAL DEATH」です。自己紹介デスメタルで、瞬時にその場にいる全員と一体となりました。レーザー光線が暗闇を照らす厳かなオープニングから展開する「ヘドバンギャー!!」では、大観衆のヘッドバンギングがビッグウェーヴを創出しました。

BABYMETALの3人がシルエットで表現されたステージパフォーマンス

 続くヘヴィなビートのトラップメタル「BxMxC」も壮観でした。ジャンルを越えたサウンドのミクスチャー、楽曲ごとに表情を変えていくSU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALのダンスが披露されました。すべての完成度の高さにBABYMETALの真髄を感じさせました。

BABYMETAL MOMOMETALのライブパフォーマンス
BABYMETALのMOAMETALによるライブパフォーマンス

 超絶テクニックの神バンドによるインストゥルメンタル演奏を経て紡がれた「メタり!!(feat.Tom Morello)」も最高のパフォーマンスとなりました。”メタ村の夏祭り”をモチーフに、和洋混合したリズム&グルーヴとステージ後方の映像演出に酔いしれさせました。

 SU-METALの卓越した歌唱力が光った「Sunset Kiss(feat.Polyphia)」はメランコリックなメロディに乗せた切ないナンバーです。一転して「Song 3 (BABYMETAL x Slaughter to Prevail)」では、デスコアと融合したヘヴィなサウンドが広大なアリーナに鳴り響きました。

BABYMETALのSU-METALによる歌唱パフォーマンス

 終盤ではドイツのバンドElectric Callboyとコラボしたエレクトロニコアとメタルの融合曲「RATATATA」から「ギミチョコ!!」「from me to u(feat.Poppy)」と続けて、キャリアを彩る大ヒットナンバーを惜しげなく連発しました。加速するダイナミズムに、オーディエンスの興奮は最高潮に達しました。

 最後は2013年1月にリリースされたメジャーデビューシングル「イジメ、ダメ、ゼッタイ」です。最高のエンディングを迎えようかとしたその瞬間、誰もが驚く出来事が起こりました。何とステージ上段にデーモン閣下が乱入し叫び出したのです。BABYMETALは「悪魔、ダメ、ゼッタイ」と反撃し、「悪霊退散!」とデーモン閣下を追い払うと、力強くステージから去っていきました。

BABYMETALのステージに乱入する聖飢魔Ⅱデーモン閣下

ライブの意義

 この夜2万人の大観衆が目撃したのは、聖飢魔ⅡとBABYMETALの凄まじいライヴパフォーマンスです。ヘヴィメタルに軸を置きつつ、様々なコラボレーションやミクスチャー、新たな挑戦や実験によって変化し進化したサウンド。卓越した技術力に裏打ちされた、まさに”人間離れした”演奏テクニック。フロントに立つデーモン閣下とSU-METALの胸に突き刺さるハイトーン。悪魔と神の競演は、極上のHR/HMの饗宴となりました。

ライブ会場を埋め尽くす観客と光るペンライト

放送・配信情報

番組情報

聖飢魔ⅡとBABYMETALのジョイントライブ「悪魔が来たりてベビメタる」番組キービジュアル

 WOWOWでは至高の音楽空間が創出されたDAY-1の模様を12月14日(日)午後8時より放送・配信されます。異端でありながら最高峰に君臨する聖飢魔ⅡとBABYMETALが織り成す音楽空間に全身で浸ることができます。なお、悪魔と神との戦いの行方は、来年1月に放送・配信されるDAY-2を楽しみに待つことになります。

放送・配信スケジュール

 「聖飢魔Ⅱ VS BABYMETAL 悪魔が来たりてベビメタる」として、以下のスケジュールで放送・配信されます。

  • 「遭遇-Encounter-」:12月14日(日)午後8時00分~
  • 「衝撃-Impact-」:2026年1月4日(日)午後8時00分~

 放送はWOWOWライブで、配信はWOWOWオンデマンドで実施されます。各放送・配信終了後から2週間のアーカイブ配信も予定されています。




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