スマホ依存症の自覚は45%、20~30代は59% 長時間利用と無意識操作が主な理由



スマホを操作する多様な年代・人種の男女のイラスト

 株式会社クロス・マーケティングは11月、全国20~79歳の男女2,400名を対象に「目に関する調査(2025年)」を実施しました。スマートフォンの利用実態とスマホ依存症に関する認識について分析した結果を発表しました。

目の疲労感は65%が実感

直近1か月間の目の疲労感を年代別に示す棒グラフ

 直近1か月間に「よく、目が疲れていると思う」と答えた人は24%、「たまに、目が疲れていると思う」と合わせると、65%の人が目の疲労を実感しているということです。老眼が進む40~60代では目への疲労感がさらに高く、7割台に達しています。

 視力矯正をしている人に初めて視力矯正を行った年齢を聴取したところ、全体では「中学生」と「19歳以上」がボリュームゾーンとなっています。若い年代ほど視力矯正を行った年齢が早まる傾向が顕著であり、とくに20~30代は小学生までに3割以上、中学生までは6割以上が視力矯正を行っていたということです。

視力矯正を初めて行った年齢を年代別に示す棒グラフ

スマートフォン利用時間は20~30代が最長

1日平均のスマートフォン利用時間を年代別に示す棒グラフ

 スマートフォンの保有者に対し、平日・休日を合わせた1日当たりの利用時間を聴取した結果、20~60代は「2~3時間」、70代は「1時間程度」がボリュームゾーンとなっています。若い年代ほど長時間利用が増える傾向があり、20~30代は4時間以上の利用者が半数を超えているということです。

 最も利用時間の長い機能やアプリについては、「インターネット検索での調べものやニュースなどのサイト閲覧」が41%で最多となっています。次いで「メール・SNS」が27%、「音楽・動画鑑賞」が11%、「ゲーム」が8%という結果です。「インターネット検索での調べものやニュースなどのサイト閲覧」は40代と60代で利用時間が多く、20代のみネット検索よりも「メール・SNS」の利用時間が長いという特徴が見られます。

スマートフォンの最も利用時間の長い機能やアプリを年代別に示す棒グラフ

スマホ依存症の自覚は2023年から変わらず

スマホ依存症の自覚の有無を年代別に示す棒グラフ

 スマホ依存症の自覚について確認したところ、「かなりスマホ依存症だと思う」は11%、「まあスマホ依存症だと思う」は34%で、合わせて45%がスマホ依存症と自覚しているということです。この割合は2023年の結果と変わっていません。年代別では20~30代が依存症と思う人の割合が59%を占めており、スマートフォン利用時間と依存症の自覚が比例していることが分かります。

スマホ依存症の理由は「長時間利用」「無意識操作」「手元にないと不安」

スマホ依存症だと思う理由を項目別に示す棒グラフ

 自身がスマホ依存症だと思う理由としては、「スマートフォンを使っている時間が長い」「暇さえあれば無意識にスマートフォンを操作している」「スマートフォンが手元にないと不安になる」が4割台に達しています。

 くわえて「スマートフォンが手元にないと落ち着かない」「寝る直前までスマートフォンを操作している」という理由も3割台に達しています。「スマートフォンが手元にないと不安になる」については、若い年代ほど高まる傾向が見られるということです。

調査概要

 今回の調査はインターネットリサーチで実施されました。調査対象は全国47都道府県の20~79歳の男女で、調査期間は2025年11月20日~21日、有効回答数は2,400サンプルとなっています。




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