ジョルダン株式会社は12月17日、同社の『乗換案内』アプリに「歩行速度パーソナライズ機能」を追加し、サービス提供を開始しました。

個人の歩行速度に合わせた経路案内を実現

　これまでの経路検索では、標準的な歩行速度を前提としており、「乗り継ぎ時間が足りなかった」「案内より歩行に時間がかかった」といったユーザーの声がありました。同機能は、ユーザーそれぞれの実際の歩行速度を自動計測し、徒歩時間と乗り継ぎ時間の両方を含めた移動総時間をパーソナライズするものです。

　同社によると、主要経路検索サービスにおいて、ユーザーが計測した歩行速度を移動総時間に反映する恒久的なサービスとしては、『乗換案内』が唯一の提供となるということです。

機能の詳細について

　本機能では、位置情報による実際の歩行速度を計測し、ユーザーごとの歩行速度を反映した徒歩所要時間を自動算出します。これまでの経路検索では、徒歩時間を「速い・標準・遅い」の3段階のみで設定できましたが、より細かいパーソナライズが可能になります。

　性別・年齢・身長・体重といった基礎身体情報を登録することで、さらに精緻な移動速度が算出され、無理のない総移動時間での経路案内が実現します。

　また、身長・体重を入力することで、徒歩ルートにおける歩数と消費カロリーが検索結果画面内に表示されるようになります。これにより、日々の移動をそのまま健康管理につなげることができるとのことです。

機能の利用方法

　利用者は以下の手順で機能を使用できます。

　まず『乗換案内』アプリ内で表示される機能説明ページからアプリへのログインと必要項目を入力します。次に、アプリ内の専用ボタンをタップして計測を開始し、いつも通りに1分程度歩くだけで、位置情報による歩行速度の計測が開始されます。計測完了後、アプリ側で身体情報・計測情報が登録され、経路検索結果に自動反映される仕組みです。

　歩行速度の再計測を希望する場合は、アプリトップ画面の「検索設定」ボタンをタップし、「検索条件」設定内の「乗換時間」タブより設定変更や歩行速度の再計測が可能です。

今後の展開予定

　同社は今後、移動する場所の混雑状況や階段等の利用時といった、リアルな移動環境の情報を反映することを視野に入れています。他事業者が保有する「まちなかのセンシングデータ」などとの連携を強化し、移動環境に応じた経路の最適化も検討しているとのことです。

　本機能は、東京都が実施する「令和7年度スマートサービス展開支援事業」に採択された「西新宿から『輸出』する、移動起点の観光型スマートサービス事業」の一環として提供されます。浅草での「スマート観光」実現に向けた新機能群の一つとして今年度提供されますが、事業終了後は恒常機能として、ユーザーの移動を長期にわたってサポートする予定です。

アプリのダウンロード

• iOS版：https://apps.apple.com/jp/app/%E4%B9%97%E6%8F%9B%E6%A1%88%E5%86%85/id299490481
• Android版：https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.jorudan.nrkj&referrer

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• Source:AppBank
• Author:Appbank編集部