LINEのトーク利用実態調査 台湾ユーザーは日本の約3倍のメッセージ送信



「LINEのトーク」に関する利用実態調査のメインビジュアル

 LINEヤフー株式会社は12月26日、日本、台湾、タイにおけるコミュニケーションアプリ「LINE」のユーザー利用実態に関する調査結果を発表しました。

調査の背景

 「LINE」は来年6月にサービス開始から15周年を迎えます。この節目に向けて、ユーザーに対する理解をさらに深めるため、日本・台湾・タイのユーザーを対象に定量データ分析とアンケート調査を実施しました。

 同社によると、2025年9月末時点の「LINE」の月間アクティブユーザーは、日本が人口の約79%となる9,900万人、台湾が人口の約94%となる2,200万人、タイが人口の約81%となる5,400万人となっています。

メッセージ送信数で大きな差

日本、台湾、タイのユーザー一人当たりの月間平均LINEメッセージ送信数を示す折れ線グラフ

 定量データ分析の結果、ユーザー一人当たりの月間平均メッセージ送信数は台湾が最も多く、タイの約2倍、日本の約3倍であることがわかりました。

 2024年9月の1ヶ月間のメッセージ送信数をメッセージの形式別に比較すると、台湾では送信数の多い上位3つのメッセージ形式であるテキスト、スタンプ、画像のすべてにおいて、日本とタイを上回っています。

画像送信の特性

LINEメッセージ送信数の形式別(テキスト、スタンプ、画像)内訳を示す棒グラフ

 台湾とタイでは、日本と異なりスタンプよりも画像を多く送信しており、ユーザー一人当たりの月間平均画像送信数は、台湾が日本の約6.6倍、タイが日本の約5.5倍という結果になりました。

日本、台湾、タイのLINEメッセージ形式別・年代別送信数を示す棒グラフ

 送信ユーザーの推定年代別で比較すると、テキストメッセージは日本で10代~20代、台湾とタイで20代~30代の送信数が多い傾向が見られました。画像については、日本はテキストと同じく10代~20代の送信数が多い一方、台湾とタイではとくに50代以上のユーザーの送信数が圧倒的に多いことがわかりました。

日本、台湾、タイの60代LINEユーザーの画像送信相手の年代別割合を示すグラフ

 60代のユーザーが画像を送る相手を推定年代別に分析すると、とくに台湾では同世代である50代以上のユーザーに画像を送信している割合が日本とタイよりも高く、日本の約1.2倍、タイの約1.1倍となり、年齢層の高いユーザー同士でより画像を送信し合っていることを示しています。

職場での連絡ツールとしての利用拡大

日本、台湾、タイにおけるLINEでのメッセージ送信相手(家族、恋人、友人、仕事関係)の割合を示すグラフ

 アンケート調査では、メッセージの送信相手、利用目的・シーン、トーク関連機能の認知度・利用率などを調査しました。

 日本では、主に家族や友人などとの連絡手段として「LINE」を利用するユーザーが多いことがわかりました。一方、台湾とタイでは仕事関係の相手との連絡ツールとして「LINE」を利用するユーザーの割合が高く、台湾は日本の約1.7倍、タイは日本の約1.6倍という結果が出ました。

日本、台湾、タイにおけるLINEの利用目的・シーン上位7位を示す表

 利用目的・シーンのランキングにおいても、日本はプライベートな状況が上位を占めるのに対し、台湾とタイでは業務連絡や同僚とのプライベートな連絡などがランクインしています。アンケート結果から、台湾とタイでは、日本と比較して、「LINE」が職場の連絡ツールとして広く利用されていることがわかりました。

機能の認知度と利用率の地域差

 トーク関連機能の認知度・利用経験については、グループ通話、アルバム、Keepメモ、ノート、位置情報、投票といったすべての機能において、日本より台湾とタイの方が認知度・利用率が高いことがわかりました。

 定量データ分析で判明した台湾とタイのメッセージ送信数が多いという結果について、その背景として、「LINE」が職場の連絡ツールとして広く利用されていること、そして機能の認知や利用経験が関係していることが示唆されます。

台湾でのフィールドワークから見えたシニア層の利用実態

 定量データ分析で、ユーザー一人当たりの月間平均メッセージ送信数が最も多かった台湾でフィールドワークを行い、現地の大学や加盟店などを訪問しました。

 60~80代のシニア向けスマホ教室でのインタビューにおいて、台湾のシニア層は毎朝、家族や友人に自作の画像や写真にメッセージを添えて送る習慣があることがわかりました。写真に「おはよう」といった挨拶にくわえて、格言のようなポジティブな言葉が添えられている画像が一般的で、日々の気持ちや健康を伝える手段として定着しているとのことです。

 定量データ分析とアンケート調査で解明できなかった、台湾の年齢層の高いユーザー同士で画像を送信し合う割合が高いことの背景がわかりました。

15周年に向けた今後の展開

 LINEヤフーは、『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』をミッションに、ユーザーに感動を与えるサービスを提供し続けるとともに、インターネットの力を通じてより豊かで便利な暮らしの実現を目指しています。

 「LINE」においても、より豊かで便利なコミュニケーションを提供するために、今回の調査結果を含め、ユーザー一人ひとりの声や行動に真摯に向き合い、来年の15周年に向けてサービスの磨き込みを続けていくということです。

調査概要

定量データ分析

 地域は日本、台湾、タイで、対象は「LINE」で最低1回以上メッセージを送信し、コミュニケーション情報の利用に同意したユーザーです。調査時期は2024年1月~12月で、メッセージ送信数、メッセージの形式(テキスト、スタンプ、画像、音声、動画など)、推定年代といったデータを取得しました。

 なお、本調査では「テキスト」や「スタンプ」などメッセージの形式について取得しており、メッセージや画像の内容などは取得していません。

アンケート調査

 地域は日本、台湾、タイで、対象は「LINE」を利用している15~59歳のユーザーです。調査時期は2024年11月で、有効回答数は3,600名(日本、台湾、タイ各1,200名)となっています。




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