

プログレッシブワークス株式会社は6月10日、Markdown形式の文書を読みやすく整えてPDFとして書き出せるアプリ『markup』のmacOS/iOS版をリリースしたと発表しました。
「markup」とはどんなアプリか
Markdownは見出しや箇条書き、リンクなどの構造をテキストで表現できる文書形式で、AIとのやりとりやメモ、技術文書の作成などで広く使われています。一方で、Markdown形式のままでは読み手に渡す資料として見づらく感じられることがあります。
『markup』はそうした課題に対応する「清書アプリ」として開発されました。AIが生成した文章や日々のメモを、共有・提出しやすい文書として仕上げることを支援します。
3つの主な特徴
『markup』の特徴として、まず処理がすべて端末内で完結する点が挙げられます。Markdownのテキストやファイル名、図表定義、数式ソースを外部のレンダリングサーバーへ送信することを前提とせず、プレビューとPDF書き出しを端末内で行う「Privacy by Default」の設計となっています。
対応する表現の幅広さも特徴のひとつです。GitHub Flavored Markdown、コード表示、LaTeX数式、Mermaid図、PlantUMLによる図表など、文書に含まれるさまざまな表現の表示に対応しています。
さらに、仕上がりを細かく調整できます。フォントやシンタックステーマなどを選択し、用途や読み手に合わせて表示とPDFの体裁を変更できるとのことです。
AIとの役割分担という考え方
生成AIやAIエージェントの業務利用が広がるにつれ、処理量や利用料の管理も重要になりつつあります。AIとの作業ではMarkdown形式で軽く扱い、人間同士で共有・提出する段階で『markup』によって整えるという役割分担が、文書の品質とコストのバランスを取る現実的な選択肢になるとのことです。
一般的なMarkdownエディタにもプレビュー機能はありますが、共有・提出に使うPDFを作成する場面では、対応記法や見た目の調整に限界があります。『markup』は技術文書、提案資料、報告資料、レポートなどを中心として、Markdownを「書くための形式」から「読ませるための形式」へ整えることを支援します。
価格プランと提供状況
価格プランはFreeとPremiumの2段階が用意されています。
Freeプランでは、GitHub Flavored Markdown、シンタックスハイライト、ダークモード、ウォーターマーク付きのPDF書き出しなどに対応しています。
Premiumプランでは、ウォーターマークなしのPDF書き出し、ローカルでの数式・図表レンダリング、フォント・シンタックステーマのカスタマイズなどが利用できます。価格は地域およびストアにより異なり、最新の価格はアプリ内およびストア上の表示で確認できます。
macOS/iOS版はすでにリリース済みで、App Storeからダウンロードできます。Android版は近日提供予定とのことです。
今後のロードマップ
今後の展開として、Windows版の提供が予定されています。また、LaTeX数式、Mermaid図、PlantUMLによる図表のレンダリング品質と互換性の向上も計画されています。
現時点ではこれらの図表・数式表示は一部対応にとどまっており、今後は対応範囲の拡大と表示品質の改善を継続するとのことです。
- Original:https://www.appbank.net/2026/06/11/iphone-application/3022330.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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