2026年夏休みの海外旅行、平均代金12.3万円で過去最高! ベトナムが最大伸長でシンガポールも急伸



2026年夏休みの海外旅行動向を発表するメインビジュアル

株式会社令和トラベルは6月26日、旅行アプリ『NEWT(ニュート)』の予約データをもとにした2026年夏休みシーズン(7月〜9月)の海外旅行動向を発表しました。

平均旅行代金は1人あたり123,013円となり、前年同期の94,588円から約30%上昇しています。円安・物価高を背景に過去最高水準を更新しました。

2026年夏休みの海外旅行動向サマリ

2026年夏休み海外旅行の人気国TOP10比較表

人気国の1位は韓国(構成比36.2%)、2位は台湾(20.2%)で、東アジア2カ国で全体の56.4%を占める状況となっています。

一方で前年同期比の構成比伸長率を見ると、ベトナムが+3.6ptで最大の拡大を記録しました。続いてシンガポール(+2.9pt)、インドネシア(+1.8pt)、タイ(+1.0pt)と東南アジア各国がシェアを伸ばしています。

近距離東アジアへの集中から東南アジアや長距離デスティネーションへと需要が分散する傾向が、夏休みシーズンにも表れています。

平均旅行代金が前年比約30%上昇

2026年夏休みの平均旅行代金は123,013円/人(平均ツアー日数4.3日間)で、前年の94,588円から大幅に上昇しました。

円安・物価高による旅行コストの全般的な上昇を背景に、「近距離で費用を抑えるか、せっかくなら遠くへ振り切るか」という選択がより鮮明になっているとのことです。また、中東情勢の不安定化に伴う燃油サーチャージの上昇が長距離路線の単価を押し上げており、こうした二極化をさらに加速させているということです。

韓国・台湾・香港が構成比を縮小する一方、ベトナム・シンガポール・インドネシア・タイが拡大しています。構成比を伸ばした東南アジア各国は13〜16万円台と韓国・台湾の約2倍の単価帯ですが、「少し高くても東南アジアでゆっくり過ごす」という選択への移行が見られるとのことです。

ハワイ(27.1万円)・オーストラリア(23.4万円)は構成比こそアジアに及ばないものの突出した高単価を維持しており、毎年一定数が訪れる「夏の特別旅行先」として安定した需要を形成しているということです。

ベトナムが最大伸長、ダナンが予約の57.8%を占める

ベトナム国内の都市別構成比・単価比較表

2026年夏休みの海外ツアーにおいて、ベトナムは全デスティネーション中で最大となる+3.6ptの構成比拡大を記録しました。予約人数の57.8%がダナンに集中しており、ホーチミン(17.9%)・ハノイ(16.7%)がそれに続いています。

ダナン:ビーチリゾート×直行便×5つ星が需要を牽引

ダナンの平均旅行代金は153,162円/人・平均5.1日間で、ベトナム全体の平均(137,294円・5.0日間)を上回ります。人気ツアーには「ミーケービーチ沿い」「5つ星ホテル」「直行便利用・往復送迎つき」といったキーワードが並び、ビーチリゾートとしての需要が明確です。

ダナンのビーチリゾート風景

成田・羽田からの直行便で約6時間というアクセスのよさも、夏休みの渡航先として選ばれやすい要因になっているとのことです。

NEWTのおすすめツアーとして、ミーケービーチを望むビーチフロントホテルに宿泊する直行便利用の4日間ツアーが86,800円〜(2026年6月26日時点・1室2名利用・おとな1名あたり・燃油込み)で案内されています。

ホーチミン・ハノイ:コスパ重視の都市旅行

ホーチミン(109,926円/人)・ハノイ(108,699円/人)はダナンより4〜5万円低い単価帯で、「ベンタイン市場に近い好立地」「旧市街スパつきホテル」など観光立地やグルメを訴求するツアーが中心です。日程も4〜5日間と短めで、コスパ重視の都市旅行として位置づけられているとのことです。

ホーチミンの街中のフルーツ屋台とバイク

ホーチミンのおすすめツアーとして、ドンコイ通り沿いの好立地なホテルに滞在する深夜発・深夜帰着の5日間ツアーが74,200円〜(2026年6月26日時点・1室2名利用・おとな1名あたり・燃油込み)で案内されています。

ベトナム需要を牽引する女性25〜29歳

ベトナム予約者の構成比で最も拡大したのは女性25〜29歳(+5.9pt)で、女性30〜39歳(+3.4pt)・女性40〜49歳(+3.1pt)と続きます。20〜40代の女性を中心に需要が広がっており、2人旅(子供なし)を中心としたカップル・友人旅行の行き先として定着しつつあるということです。

NEWTのベトナムツアー造成担当・田島大勢さんは、「2026年夏は、韓国や台湾などの近距離旅行に加え、『せっかくの夏休みだから少し長めに滞在したい』『リゾートでゆっくり過ごしたい』というニーズも高まっており、その受け皿としてベトナムの人気が拡大していると考えています」とコメントしています。

シンガポールが+2.9ptで急伸、女性25〜29歳が牽引

2026年夏休みの海外ツアーにおいて、シンガポールは前年から+2.9ptの構成比拡大を記録し、ベトナムの+3.6ptに次ぐ第2位となりました。平均単価162,964円・平均5.0日間と、韓国(74,161円・3.3日間)・台湾(71,515円・3.9日間)の約2倍の単価帯でありながら需要を着実に伸ばしています。

都市型観光×MRT直結×プール付きホテルが主流

シンガポールは都市観光として楽しむスタイルが定着しています。人気ツアーには「MRT駅直結」「屋外プール・ジム完備」「オーチャード駅から徒歩7分」といったキーワードが並び、交通利便性の高いエリアに滞在しながら観光・グルメを楽しむスタイルが主流とのことです。10万円台のコスパ重視層から18万円超のラグジュアリー層まで幅広い需要が存在しているということです。

シンガポールの夜景とマーライオン
シンガポールのガーデンズ・バイ・ザ・ベイの夜景

女性25〜29歳が最大セグメントに成長

構成比で最も拡大したのは女性25〜29歳(+6.8pt)で、シンガポール予約者の21.8%を占める最大セグメントに成長しています。男性30〜39歳(+3.0pt)も拡大しており、20〜30代の若い世代を中心に需要が広がっています。

一方、女性40〜49歳(−3.7pt)・男性40〜49歳(−3.4pt)は縮小しており、40代に代わって20〜30代がシンガポール旅行の主役になりつつあります。

NEWTのシンガポールおすすめツアーとして、リトルインディア地区のプール付きホテルに滞在する行き帰り夜発の4日間ツアーが104,200円〜で案内されています。

また、MRTラベンダー駅の真上に位置するホテルに滞在する4日間ツアーが90,400円〜で案内されています(いずれも2026年6月26日時点・1室2名利用・おとな1名あたり・燃油込み)。

今回の調査は、帰国日が2025年7月1日〜9月30日および2026年7月1日〜9月30日の海外ツアー予約データをもとにまとめられたものです。




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