NordVPN、AndroidユーザーのSMS詐欺を防ぐ新機能を世界展開



スマートフォンを操作する男性とセキュリティ保護のイメージ

Nordvpn S.A.は7月10日、デジタルセキュリティおよびプライバシー保護アプリ『NordVPN』において、Androidユーザー向けに迷惑SMS対策機能の世界展開を開始したと発表しました。この機能は、詐欺的なテキストメッセージを脅威となる前に検出・ブロックするものです。

NordVPNアプリ内の迷惑電話・SMS対策画面に統合されたこのツールは、受信したSMSメッセージを自動的にスクリーニングし、詐欺の可能性がある場合にユーザーへ警告を行うとのことです。

テキスト詐欺被害の急増が背景に

GASAの「2025 Global State of Scams」レポートによると、テキストメッセージやSMSは詐欺師が利用するチャネルとして2番目に多いということです。

米国の連邦取引委員会(FTC)の報告によれば、2025年のテキスト詐欺による被害額は6億3,900万ドルに達し、前年から36%増加したと発表では説明されています。

NordVPNのプロダクトディレクターであるDomininkas Virbickasさんは、テキストメッセージが詐欺師による大規模な接触手段として長年利用されてきたと指摘します。同氏によれば、この問題は数字にも表れるほど深刻化しており、メッセージ受信から内容確認、リンククリックまでの一連の行動だけで被害に遭う可能性があるとのことです。

迷惑SMS対策機能は、こうした詐欺の連鎖が始まる前に遮断することを目的としています。

手元で実現するプライバシーとコントロール

NordVPNの迷惑SMS対策機能は、不明な送信者から届くすべてのSMSをスキャンし、電話番号のレピュテーション情報、URL分析、コンテンツ分類などを用いて安全性を確認する仕組みです。

メッセージが悪意のあるもの、または不審なものと判断された場合、ユーザーには脅威の種類と推奨対応を示すプッシュ通知が即座に送られます。警告対象となったメッセージは、アプリ内の安全な閲覧画面で確認でき、リンクが誤って開かれることを防ぐとのことです。

また、ダッシュボードでは、これまでに検出されたメッセージ数やそのカテゴリを時系列で確認でき、保護機能の効果を視覚的に把握できるとのことです。

この機能は既存の迷惑電話対策と統合されており、ユーザーは詐欺電話と悪意あるテキストメッセージの両方に対する保護を一か所で管理できます。なお、NordVPNは通話内容やSMSメッセージの内容を保存しないとのことです。

AIへの機密情報漏洩を防ぐ「Prompt Guard」も発表

NordVPNは、NordLabsのサイバーセキュリティ専門家チームと共同で、AIツールへの機密情報の誤共有を防ぐ新しいブラウザ拡張機能「Prompt Guard」も発表しました。

この拡張機能はChromeおよびEdge向けに提供され、NordVPNのGitHubリポジトリからデベロッパーモードでインストールできるとのことです。

Prompt Guardはブラウザ内で動作し、対応するAIプラットフォームへ送信される前に、プロンプトやアップロードされたファイルに機密情報が含まれていないかを監視する機能です。パスワード、APIキー、クレジットカード番号、IBAN(国際銀行口座番号)、マイナンバーなどの機密情報が検出された場合は、ユーザーに警告を表示するか、送信を完全にブロックするとのことです。

検出処理はすべてユーザーのデバイス上でローカルに実行されるため、プロンプトやファイルの内容が外部サーバーへ送信されることはないとされています。また、ユーザーは独自のキーワードを追加したり、標準で対応しているAIプラットフォーム以外にも保護対象を拡張したりできるとのことです。




Be the first to comment

Leave a comment

Your email address will not be published.




CAPTCHA