雑音下の聞き取りが平均3.1dB改善! 聴覚トレーニング「キクモア」の検証結果を無料公開



聴覚トレーニングサービス「キクモア」の研究結果をまとめたホワイトペーパーの表紙

株式会社neumoは7月24日、聴覚トレーニングサービス「キクモア」の研究成果をまとめたホワイトペーパー『スマートフォン型聞こえトレーニング「キクモア」による雑音下聴取能の改善効果』を公開したと発表しました。

「キクモア」は、耳ではなく脳の聞く力に着目した聴覚トレーニングサービスです。今回公開されたホワイトペーパーでは、59~88歳の加齢性難聴者16名を対象に実施した検証結果がまとめられています。

ホワイトペーパーはキクモア公式サイトから無料でダウンロードできます。

毎日30分・2か月間のトレーニングで平均3.1dB改善

検証では、対象者16名が「キクモア」を用いて毎日30分・2か月間の聴覚トレーニングを実施しました。

その結果、16名中14名で雑音下の聞き取り能力の改善が確認され、平均3.1dB改善したとのことです。この結果は統計解析においても有意な改善であることが確認されたということです。

dBの定義について

同社によると、本検査で扱うdBは、背景雑音に対する目的音(信号)の相対レベルを表すSN比(信号対雑音比)のdBであり、純音聴力検査(オージオグラム)で用いるdB HLとは物理的意味が異なるとのことです。

トレーニング前後における雑音下聴取閾値の変化を示す折れ線グラフ

SN比のdBが小さい(負に大きい)ほど、より大きな雑音の中でも目的音を聞き取れることを意味し、雑音下聴取能が高いことを示すということです。同社の説明では、3.1dBの改善は、騒音のエネルギーが約2倍大きい、うるさい場所でも聞き取れるようになる変化に相当するとのことです。

トレーニングによる聴取能力の改善を強調した比較棒グラフ

「聞き返しが減った」など利用者アンケートも掲載

ホワイトペーパーには、客観的な評価データにくわえて、トレーニング参加者へのアンケートや自由記述も掲載されています。

トレーニングによってテレビの音量を下げられた参加者の割合を示すインフォグラフィック

参加者からは、家族との会話で聞き返すことが減った、テレビやラジオの音量を以前より下げられるようになった、英語のリスニングへの負担が軽減したと感じた、会話への自信につながったといった、日常生活における聞こえの変化が報告されているとのことです。

検証に参加した利用者からは、「トレーニング前は銭湯での会話が6割ほどしか聞き取れなかったが、最近は聞こえないと感じることがなくなった」「車内での会話でも聞き返しが減り、家族から『聞こえが良くなったね』と驚かれた」「夫との会話が以前よりずっと聞き取りやすくなり、ストレスが減った」といった声が寄せられているとのことです。

ホワイトペーパーでは、検証方法や評価指標、統計解析の詳細にくわえ、考察や社会実装への可能性まで掲載されており、研究者や医療・介護従事者だけでなく、聞こえに関心を持つ一般の人にも向けた内容になっているということです。

聴覚トレーニングサービス「キクモア」とは

「キクモア」は、従来の補聴器が音を大きくすることで聞こえを補うのに対し、脳の処理機能にアプローチする聴覚トレーニングサービスです。スマートフォン上でのトレーニングを通じて、聞く力そのものを支援する点が特徴とのことです。

対応端末はiPhone、Androidで、利用料金はクーポン利用で初月980円(税込)、月額6,600円(税込)からとなっています。

サービスに関する1分でできる無料の聞こえチェックも提供されています。




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