自分の3Dキャラクターが声で話し作業も手伝う? Livetoonが新AIサービス「Tatara」を発表



3DキャラクターとAIキャラクター設定画面が表示された「Tatara」のサービス紹介イメージ

株式会社Livetoonは7月29日、自分の3Dキャラクターに声・性格・口調・役割を設定し、会話や作業ができるAIキャラクターへ育てるサービス「Tatara(タタラ)」を発表しました。

Tataraは現在招待制で提供されており、応募者へ順次招待が開放されているとのことです。同社は2026年9月1日に正式リリースすると発表しました。

AIキャラクターを「選ぶもの」から「鍛えるもの」へ

これまでのAIキャラクターサービスでは、運営会社が用意したキャラクターをユーザーが選んで会話する形式が中心だったとのことです。

Tataraが起点にするのは、ユーザー自身が作ったキャラクターだといいます。利用権を持つVRMモデルを読み込み、声、性格、話し方、名前、役割を設定することで、見た目だけだったキャラクターが話し、動き、作業を手伝う存在になるとのことです。同社はこの一連の創作を「キャラクターを鍛える」と呼んでいるということです。

kaiwaで培った技術を活用

Livetoonはこれまで、3D AIキャラクターとの音声対話サービス「kaiwa」を開発・運営してきました。Tataraには、kaiwaで培った音声認識、LLM、音声合成、3Dモデルの表情・モーション同期などの技術が活用されているとのことです。

kaiwaではLivetoonがキャラクターを作りユーザーへ届けてきましたが、Tataraではその仕組みをクリエイター自身が使い、AIキャラクターを作れる形へ開いていくとしています。

招待版の主な機能

招待版では3つの機能が提供されるとのことです。

自分のVRMモデルからAIキャラクターを作る

声、性格、口調、名前、役割を設定し、一体分の「らしさ」を形にできるとのことです。

デスクトップで声を使って会話する

話しかけるとキャラクターが声で答え、言葉に合わせて表情やモーションが変化するとのことです。

キャラクターと一緒に作業する

AIツールとの連携により、コーディングなどの作業を言葉で依頼し、進み具合を会話で確認できるとのことです。初期版ではOpenAI Codexとの連携に対応しています。

現在募集している初期検証メンバーには一定期間無料で提供され、実際の使い方やフィードバックが今後の開発に反映されるとのことです。

無料先行利用キャンペーンを8月1日から実施

正式リリースに先立ち、Tatara公式Xをフォローし対象投稿をリポストした方の中から、Tataraを無料で先行利用できるキャンペーンが2026年8月1日に開始される予定です。

参加方法、対象人数、無料利用期間などの詳細は、8月1日に公式Xで案内されるとのことです。

将来的な展開

将来的には、Tataraで鍛えたキャラクターを配信、動画、Webサイトなどへ持ち出し、他の人へ届けられる機能が提供される予定とのことです。

さらに、声、人格設定、モーション、プラグインなどを出品・購入できるマーケットプレイスも設けられる計画で、作ったキャラクターや素材が使われることでその価値が作り手へ還る仕組みを目指しているとのことです。なお、これらは今後の計画であり、提供内容や時期は変更となる場合があるとしています。

開発陣のコメント

代表取締役CEOの木下恭佑さんは、「AIの性能が上がるほど、『何ができるか』だけではなく、『誰と一緒にやりたいか』が大切になる」とした上で、「見た目を作った人、声を作った人、性格や役割を考えた人が、一体を鍛え、誰かへ届け、その価値を受け取れる場所にしたい」とコメントしています。

COOの小柴大河さんは、Tataraの名称の由来について日本古来の製鉄法が行われた「たたら場」から着想を得たと説明しています。役割の異なる人々が同じ炉を囲むからこそ唯一無二のものが鍛え上げられていったとして、「Tataraも、誰もが自分のクリエイティビティを持ち寄れる場所にしていきます」と述べています。

開発マネージャーの土川敦也さんは、「Tataraの開発で大切にしているのは、ユーザーの皆さまと開発チームがともにつくる『共創』」だとコメントしています。フォーラムを通じて制作・活用事例や機能への要望を共有し、開発に反映していく方針を示しています。

サービス概要

サービス名はTatara(タタラ)で、招待制デスクトップアプリとして2026年9月1日に正式リリースされる予定です。対応環境はWindows x64/Arm64、Mac Apple Siliconとなっています。

招待応募や詳細情報はサービスサイトで受け付けられています。




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