

Apple Newsroomは9月14日、次世代のApple Intelligenceの提供を開始したと発表しました。写真アプリの編集機能やSafariのブラウジング支援ツール、Image Playgroundなど、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple Vision Pro向けの新機能がまとめて公開されています。
プライバシーを重視した新アーキテクチャを基盤とする最新のApple Foundation Modelがオペレーティングシステム全体に深く統合されており、対応言語に設定した対応製品では、iOS 27、iPadOS 27、macOS 27、watchOS 27、visionOS 27でこれらの新機能を利用できます。
Siri AIが10月から日本語でベータ提供
Appleは、Siriのまったく新しいバージョンである「Siri AI」を発表しました。詳細な回答とより自然な会話を実現し、パーソナルコンテクストの理解や幅広い知識、オンスクリーン認識、アプリ内でのアクション実行を組み合わせることで、ユーザーが必要とするものを見つけやすくするとのことです。

Siri AIはまず英語でベータ版の提供が開始され、10月からフランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語にくわえて日本語でもベータ版が提供される予定です。専用のSiriアプリでは過去の会話を振り返ったり新しい会話を始めたりでき、iCloudを使って会話の履歴が製品間で同期されるとのことです。
なお、EUではSiri AIおよび関連機能がiOS、iPadOS、watchOSで当初利用できず、中国でもSiri AIをはじめとするApple Intelligenceの新機能は規制対応の状況によって利用できないとされています。
写真アプリの新編集機能
写真アプリはより強力な画像モデルを活用し、撮影時の瞬間を尊重した編集ツールを提供するとのことです。
「空間リフレーム」により、撮影後に写真の構図を修正できるようになります。Apple Vision Proで得られた空間モデルの理解を基に構築されており、タッチしてドラッグすることで視点の変化をリアルタイムでプレビューできる仕組みです。
「拡張ツール」を使えば、被写体に余白を持たせたり、アスペクト比を調整したり、曲がった水平線をまっすぐにしたりする際に、足りない部分を自動で埋めてくれます。
人気の「クリーンアップ」ツールも大幅にアップグレードされ、複雑なシーンでも高品質な補間処理で不要なものを削除できるようになります。今後のソフトウェアアップデートではSynthID標準への対応も予定されており、AIで生成または編集された画像を識別できるようになるとのことです。
Safariの新しいブラウズ機能
Apple Intelligenceを活用した新ツールにより、Safariでのブラウジング体験が変わります。Safariのインテリジェンスはプライバシーを念頭に設計されており、個人のブラウジングデータを開示せずに機能を提供するとのことです。
Safariはタブを関連トピックごとに自動整理する機能を備え、例えば旅行計画に関する複数のタブを1つのトピックにまとめられます。
「通知を受け取る」機能では、製品の再入荷や値下がりなどウェブページの変更をSafariにモニタリングさせることができ、変更を検出すると通知が届く仕組みです。「機能拡張を説明」では、必要な機能を説明するだけでカスタムのSafari機能拡張をツールバーに生成できるとのことです。

Image Playgroundで写真のようにリアルな画像を生成
Image Playgroundは再設計され、プライベートクラウドコンピューティング上で動作する新しい生成モデルにより、写真のようにリアルな画像を含むほぼすべてのスタイルで高品質な画像を生成できるようになります。

この機能はSiri AIアプリでも利用可能で、説明するだけで画像を生成できるとのことです。画像の変更も、対象物をタップしたり丸で囲んだりするだけで直感的に行えます。
作成した画像はロック画面の壁紙や連絡先ポスターとしても利用できるようになり、用途に応じたアスペクト比も選択できるとのことです。
コミュニケーション・スケジュール管理機能
メール、電話、カレンダーにも新しいApple Intelligenceの機能が追加されます。他社製アプリでアクションを実行する機能により、メールアプリの提案がより有能になり、メールとメッセージのスマートリプライではユーザーの文体を反映できるようになるとのことです。
「通話コンテキスト」は、企業に電話をかける際、確認コードや予約番号などの関連情報を電話アプリ内で自律的に表示する機能です。処理はデバイス上で完結し、外部に情報が共有されないとのことです。

カレンダーでは、予定を説明するだけで追加や変更が可能になり、入力内容から連絡先や場所を特定してタイトルを作成する機能も搭載されます。
ショートカットの新機能
ショートカットには「ショートカットを説明」機能が追加され、やりたいことを説明するだけでApple Intelligenceが必要な手順を組み立ててくれるとのことです。微調整が必要な場合も、変更内容を説明するだけで調整されます。

例えば就寝準備のオートメーションでは、おやすみモードのオン、画面の明るさの調整、瞑想アプリの起動、平日と週末で異なるアラーム設定などを一括で作成できるとのことです。
ホームアプリのインテリジェント機能
ホームアプリでは、関連する通知が単一のアクティビティとしてまとめられ、更新された通知を1件受け取れるようになります。
生成されたビデオの説明機能により、一連のビデオクリップを確認しなくても何が起きたかをすぐに把握できるとのことです。カメラクリップの検索機能も搭載され、荷物の配達など探している場面を見つけやすくなります。

アクセシビリティ機能の強化
VoiceOverはより高度になり、画像の詳細な説明やライブ認識のアップデートにより、iPhoneのアクションボタンを押して周囲の状況を質問し、詳しい回答を得られるようになるとのことです。
拡大鏡では弱視のユーザー向けに高コントラストのインターフェースが用意され、音声コントロールも画面上のボタンやコントロールを正確な名称を覚えずに操作できるよう進化するとのことです。アクセシビリティリーダーはより複雑な資料への対応やオンデマンドの要約・翻訳機能も備えます。
その他の新機能
Appleのオンデバイスモデル「AFM Core Advanced」に対応する製品では、音声入力の精度が向上し、大文字や句読点、書式を自動的に処理できるようになるとのことです。
自動校正機能によりスペルや文法の改善案を受け取れるほか、ファイルやフォルダの内容に基づいた名称のインテリジェントな提案機能も追加されます。「Workout Buddy」はスペイン語対応となり、iPhoneが近くになくてもApple Watchのみで利用できるようになるとのことです。
プライバシー重視の新アーキテクチャ
新機能は、Googleおよび同社のGeminiモデルとの連携によって構築された次世代のApple Foundation Modelによって実現しているとのことです。モデルはデバイス上およびプライベートクラウドコンピューティングを使用したサーバー上で実行されます。
プライベートクラウドコンピューティングがリクエストを処理する際、ユーザーの個人データはApple含め誰にも保存・アクセスされない仕組みで、外部の専門家がこのプライバシー保護の状況を継続的に検証できるとのことです。
対応デバイスと利用条件
Apple Intelligenceは、iPhone 16以降のモデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPad mini(A17 Pro)、M1以降を搭載したiPadモデル、MacBook Neo(A18 Pro)、M1以降を搭載したMacモデル、Apple Vision Pro、およびApple Intelligence対応iPhoneとペアリングしたApple Watch Series 9以降、Apple Watch Ultra 2以降、Apple Watch SE 3で利用できます。

Siri AIやインテリジェントな写真編集ツール、Image Playground、ショートカットなどサーバーサイドモデルに依存する一部の機能には、1日あたりの使用回数制限が適用されるとのことです。詳細はApple Intelligence公式サイトで案内されています。
- Apple Intelligence公式サイト:https://www.apple.com/jp/apple-intelligence/
- Original:https://www.appbank.net/2026/09/17/iphone-news/3106524.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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