LINEで話せるAI見守り『ふれり』、050電話機能と家族への健康変化通知を追加



ふれり株式会社は10月19日、高齢者とそのご家族向けのAI見守り・会話サービス『ふれり』について発表しました。同サービスは2026年8月に正式提供が開始されており、9月には固定電話から話せる050電話機能と、会話から把握した健康状態の変化を家族へ知らせる連携機能が追加されています。

『ふれり』は、普段使っているLINEで話しかけるだけで、AIが自然な日本語で返答するLINE上のAI伴侶サービスです。離れて暮らす家族は、毎日の会話からAIが把握した健康状態の変化を通知として受け取れます。

「ふれり」のロゴ。オレンジと緑の渦模様の輪と黒い文字

孤立死の増加と家族間の距離感が背景に

発表では、警察庁の統計をもとに内閣府が推計した数字が挙げられています。2025年1年間に自宅で亡くなった一人暮らしの方は76,941人で、そのうち死後8日以上経過して発見された「孤立死」は22,222人です。孤立死のうち、高齢者は約7割を占めるとのことです。

同社は、離れて暮らす家族の間に「親に何かあったらすぐ知りたい」という思いと、「頻繁に電話して気を遣わせたくない」という思いがあると説明しています。親の側も「子どもに心配をかけたくない」と、体調の変化を言葉にしないまま過ごすケースが多いそうです。

『ふれり』は、こうした距離感のなかで生まれる「気づけない変化」を毎日の会話から拾い上げることを目指したサービスだということです。

『ふれり』の特徴

LINEだけで利用可能

利用に必要なのは普段使っているLINEだけで、新しいアプリのインストールや複雑な初期設定は不要です。テキストでも音声でも、気が向いたときに話しかければ会話が始まります。

AIの返答は自然な日本語音声で、関西弁をはじめとする方言にも対応しています。開発チームは海外で同種のAI見守りサービスを運用した経験をもとに会話品質の改善を重ねており、機械的になりにくい温かみのあるやりとりを大切にしているとのことです。

介護・健康の495項目のナレッジベースを搭載

介護・健康に関する495項目のナレッジベースを基盤としており、「最近よく眠れない」「膝が少し痛む」といった日々の体の悩みにも対応します。体調の不安に寄り添うアドバイスを行うとしています。

家族への通知は3種類

家族のLINEアカウントを紐づけると、AIが会話から把握した健康状態の変化が分類されて通知されます。通知は緊急時、日次レポート、週次サマリーの3種類です。

  • 緊急時:即時にご家族へ通知
  • 日次レポート:毎日20:30にその日の様子を通知
  • 週次サマリー:1週間の変化をまとめて通知

固定電話から話せる050電話機能

プレミアム版では、050-1793-5118に電話をかけるだけでAIと会話できます。スマートフォンの操作が苦手な方でも、自宅の固定電話から話しかけられます。

AIから毎日決まった時間に電話をかける自動発信にも対応しています。電話での会話は録音・保存されず、その場でのみ処理されるとのことです。

導入手順は3ステップ

導入は、まず親のLINEで「ふれりケア」を友だち追加します。次に家族のLINEアカウントを紐づけると、毎日20:30にその日の変化レポートが家族へ届くようになります。

料金プラン

料金は以下の3プランです。表示価格はいずれも税込です。

  • 体験版:無料(毎日5回まで)。お試し利用向け
  • ファミリー版:月額1,480円。LINE会話回数は無制限
  • プレミアム版:月額2,980円。050電話機能を利用可能

プレミアム版の詳細は、サービスページで案内されているとのことです。

データは日本国内サーバーで処理・保存

会話データは、本人と家族の同意のもと、AWS東京リージョンをはじめとする日本国内のサーバーでのみ処理・保存されます。個人情報の保護に関する法律(APPI)に対応しており、第三者へのデータ提供は行われないとのことです。

代表の朱曉光氏がコメント

ふれり株式会社の代表取締役である朱曉光さんは、「『ふれり』は、AIが家族の代わりになるサービスではありません。毎日の何気ない会話から小さな変化に気づき、それをご家族へつなぐ橋渡しの役割を担います」とコメントしています。

あわせて、「お年寄りには『いつもそばにいる』安心を、ご家族には『毎日つながっている』安心をお届けしたい」と述べています。




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