
株式会社Momoは10月25日、モバイル音楽制作アプリ『Jam Palette(ジャムパレット)』のiOS版をApp Storeでリリースしたと発表しました。Android版は近日中に提供される予定です。
ドラムのパターン作成からコード演奏、多重録音、MP3/MP4形式での書き出しまでを、スマートフォン1台で完結できるアプリです。これまで別々の機材やアプリに分かれていた工程を1つにまとめ、思いついたその場で曲を形にすることを狙っているとのことです。
Jam Paletteの主な機能
同アプリは、開発者自身がミュージシャンとして直面した課題をもとに設計されたそうです。伴奏作り、コード演奏、ハーモニー付け、重ね録り、素材の取り込みと共有という5つの場面に対応した機能が用意されています。
リズムマシーン(8パッド)
4×2の8パッドでドラムパターンを打ち込めるリズムマシーンです。プリセットパターンが内蔵されており、選ぶだけでもトラックを完成させられます。
リアルタイムでパッドを叩いての入力にくわえ、ミリ秒単位のタイミング調整によるグルーヴコントロールにも対応しています。初心者から作り込みたい人までを想定しているとのことです。

コードキーボード
鍵盤を押す位置(下・中・上)によって、メジャー・セブンス・マイナーが切り替わる独自設計のキーボードです。展開形の切り替えやアルペジオの自動演奏にも対応しています。

コード理論を知らなくても、指一本で伴奏を作れるとしています。この機能は特許出願中です。
アドバンストキーボード
押した音をトップノート(最高音)として、4-Way Close、Drop 2、Quartal Harmonyのジャズボイシングをリアルタイムで自動生成する機能です。調とスタイルを指定したうえで、メロディを弾くだけで厚みのある和音を付けられます。

ジャズピアニストが用いる音の積み方を再現できるとのことです。こちらも特許出願中です。
楽器内蔵のMTR(多重録音)
多重録音(MTR)の画面上にキーボード、ベース、パッドがそのまま表示される機能です。既存のトラックを流しながら弾いた演奏が、新規トラックに録音されます。
ドラム、ベース、コード、歌を1画面で重ねられ、指で描く直感的なミキシングで音量バランスなどを調整できます。完成した曲はMP3/MP4に書き出して、そのままSNSへシェアできます。
取り込みと共有
音声ファイル(MP3/WAV)の読み込みに対応しており、録りためたフレーズや手持ちの音源をトラックとして活用できます。作ったパターンは、アプリ内のフォーラムで共有、閲覧が可能です。
想定されているユーザー
同社は、以下のような人に向けたアプリとしています。
- 頭の中のイメージを形にしたい人
- スマートフォンだけで手軽に曲作りを試したい人
- 何かの形で音源を残したい人
- これから弾き語りや宅録を始めたい人
- ひとりでバンドサウンドのデモを作りたい人
- 完成した曲をSNSで発信したいクリエイター
- AIが出力する音楽はつまらないと感じる人
製品情報と技術的背景
提供形態は無料プランと有料プランの2種類で、対応OSはiOSです。有料プランの料金は現時点で発表されていません。
オーディオ処理には、低レイテンシ再生に最適化された独自のC++製DSPエンジンが採用されています。サブトラクティブ、FM、加算合成、ウェーブテーブルを組み合わせたハイブリッド構成です。
- Jam Palette(ジャムパレット):https://apps.apple.com/jp/app/jampalette/id6790267315
- Original:https://www.appbank.net/2026/10/26/iphone-news/3144092.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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