戦えない異常存在から身を隠して生き延びる、廃墟のSCP財団施設が舞台の心理サバイバルホラー『SCP: Project Pneuma』Steamで早期アクセス配信開始



S.C.P Research Facility のエントランスホール。床にSecure Contain Protectの円形紋章

勝てない相手からは、ひたすら隠れるしかありません。Zatunは10月25日、『SCP: Project Pneuma』をPC(Steam)向けに早期アクセスで配信開始しました。

本作はシングルプレイ専用の心理サバイバルホラーです。舞台はSCP財団の施設「Site-63」の廃墟です。プレイヤーは戦っても勝てない異常存在から身を隠し、わずかな物資を頼りに先へ進みます。

収容が崩壊した世界を横断する

物語は、世界中の収容を崩壊させた極秘プロトコル「Project Echelon」の余波のなかで始まります。財団が制御を失った瞬間に、世界は終わってしまったのです。

主人公は、SCP財団の研究者アレクサンダー・コルチャク博士です。Site-63の数少ない生存者のひとりとして、立入禁止区域を越えて「Site-19」とその先の真実を目指します。

ただし、進むほどに世界はねじれていきます。現実はゆがみ、見慣れた場所も腐食していきます。

追ってくるのは、SCP-173Z、SCP-096Z、SCP-939Z、SCP-239Zといった異常存在だけではありません。主人公自身の精神も、じわじわとプレイヤーを追い詰めます。

戦うのではなく、隠れて、拾って、考える

ゲームの基本は、ステルスと物資のやりくりです。SCP-106との戦いに勝ち目はありません。見つからないように動き、乏しい物資を拾い集め、とっさの判断で切り抜けていきます。

視点は一人称と三人称の両方が用意されています。暗い室内で拳銃を手にする場面もありますが、銃で押し切るタイプのゲームではなさそうです。

暗い緑色の室内で、手前の人物が拳銃を持ち、奥に武装した人影とモニターが見える場面

施設内は、どこを歩いても落ち着けません。薄暗い研究室では濡れた床に人が倒れ、赤い照明の灯る機械室も待ち受けます。屋外では、血まみれの白衣姿の人影が街灯の下に立っています。

暗い夜、街灯の下に立つ血まみれの白衣姿のゾンビ

日誌とボイスログで真相に迫る

物語は日誌やボイスログ、環境そのものを通して少しずつ明かされます。Project Echelonで何が起きたのかは、探索しながら断片をつなぎ合わせて理解していく形です。

旅の舞台は施設の中だけではありません。夜の針葉樹林を抜ける道路や、霧に包まれた収容エリアのゲートなど、屋外の景色も不穏な空気をまとっています。

霧と夕日に包まれた針葉樹と建物の屋根が見える風景

さらに厄介なのが幻覚です。幻覚は雰囲気づくりだけの演出ではなく、どの扉が本物なのかを疑わせてきます。自分の目を信じられないホラーというわけです。

早期アクセスの現状とアップデート

本作は早期アクセスでの配信です。現在は第1章をプレイでき、第2章は開発が続いています。開発元はプレイヤーの声を聞きながら、今後の開発を進めていく方針です。

配信後にはアップデートv0.41も実施されました。すべてのカットシーンがゲーム内のリアルタイム描画になり、高設定でのテクスチャ表示や、敵AIの巡回・捜索の挙動なども改善されています。

一方で、更新規模が大きいため、以前のバージョンのセーブデータは読み込めません。旧バージョンで遊んでいた人は、新しく始め直す必要があります。

なお本作には、強い恐怖表現や流血、四肢の切断、死の描写、精神の悪化に関わる幻覚などが含まれます。苦手な方は注意してください。

価格・対応言語

『SCP: Project Pneuma』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中です。対応OSはWindowsで、価格は1,400円です。

日本語にはUI・音声・字幕のいずれも対応していません。日誌やボイスログから物語を読み解くゲームなので、英語でストーリーを追うことになる点は留意しておきたいところです。




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