「失われた30年」と言われるように日本の経済は停滞が続き、賃金(給料、時給など)は下がり続けています。日本の平均賃金は米国やヨーロッパは当然のこと、アラブ諸国にも抜きさられるほど没落しています。
日本の平均賃金は、OECDデータ(2021年)では、34か国中で24位と低い。最近は、中東欧の国々にも抜かれ始めた。1ドル145円で計算すると、ほかの中東欧諸国にも抜かれて28位にまで下がる。(参照:平均賃金で見た「安い日本」)
アメリカではファーストフード店でパートタイムの仕事をした場合で時給3,000円前後が普通で、ニューヨークなどの大都市では時給5,500円を超えることもあるそうです。一方、東京では時給1,400前後という状況。日本はそんな惨憺(さんたん)たる現状ですから、「安いニッポンで安く働き続けるのは嫌だ!」と感じるのが当然です。しかし、だからといって海外で仕事を見つけるのは困難です。言語の壁や引越し、ビザ、外国語での面接なんで無理、と思っていませんか?
ところが、それができるのです。
インターネットとリモートワークが普及した現代なら、PC1台、スマホ1台で海外から仕事を受注して「アメリカ人なみかそれ以上の時給」が稼げます。
世界を相手に仕事ができる「Fiverr」
「Fiverr(ファイバー)」はインターネットを通じて仕事を発注したり、受注したりできるプラットフォームです(※ この記事はフリーランスや副業をしたい方を前提に〝仕事を受ける人目線〟での解説を行います)。
Fiverr(ファイバー)
https://fiverr.com/
「Fiverr」は2010年にスタートし、すでに10年を超える歴史があり、ニューヨーク証券取引所に上場している大手。ロゴやイラストのデザイン、動画編集、ナレーション吹き込み、ライティング、コーディングなど、オンラインで完結する仕事の受発注を結ぶプラットフォームとして、米国やヨーロッパを中心にフリーランサーやノマドワーカーから絶大な指示を得ています。
公式動画:We’re Hiring: Chief Digital Nomad | Fiverr
以下は「Fiverr」の過去のキャンペーン動画で、これをみるとプラットフォームの空気感がよくわかります。「ノマドで好きな場所へ旅をしたり、暮らしたりしながら、ガッツリ稼ごう」という人たち、ウェルカム! という雰囲気ですね。
英語ができなくてもできる仕事がある
翻訳などの仕事を受注するには高度な英語力が必要であることはいうまでもありませんが、コーディングや動画編集などの場合は英語より実際の作業に必要なスキルのほうがはるかに重要です。
また、仕事のやりとりのほとんどはメールかチャットで行われるため、リスニング/スピーキングのスキルはほとんど必要ありません。リーディング/ライティングに関しても、以下に挙げるようなツールを使えば大体の仕事に必要なコミュニケーションは成立します。
「Fiverr」のはじめ方
「Fiverr」の魅力はなんといっても手軽さ。ユーザーは、3分もあれば>無料でアカウントをつくりプロフィールを掲載して世界中のクライアントから仕事を受けられるようになります。
アカウント開設後は「ギグ(Gig)」と呼ばれる「自分が受注する仕事」の内容や金額を設定すればOK。
あとは「Fiverr」が独自のアルゴリズムがマッチングをしてくれますし、自分でSNSなどを利用したプロモーションをすることで顧客を獲得することもできます。
「Fiverr」で稼げる仕事
「Fiverr」で受注がしやすく〝稼げる〟と言われているGig(仕事)ジャンルの筆頭は〝ウェブデザイン〟で、これにはコーポレートサイトやブログ、ウェブアプリ、ショッピングサイトの構築などが含まれます。また、この業務を1人で全て行なう必要はなく、プロジェクトに必要な仕事の一部をだけを自分のGigとして引き受けることも可能です。
ウェブデザインの他にも、ロゴやイラストなどのグラフィックデザイン、SEOライティング、ナレーション(ボイスオーバー)、動画編集などが「Fiverr」では人気です。中でも動画編集は近年の動画マーケティングの盛り上がりを反映し、稼ぎ頭の職種として需要が急増しています。YouTuberなどとして活動しつつ安定して稼げる副業として行うこともできるのでおすすめです。
また、上記のような専門スキルが必要なGig以外では〝データ入力〟といった作業系のお仕事も存在しています。
「Fiverr」でいくら稼げる?
ここからはFiverrに掲載されている実際のGig(仕事)をもとに、いったいどれほど稼ぐことができるのかを見ていくことにしましょう(※ 以下では記事作成時点の為替レートである「1ドル130円」で日本円に換算しています。)。
ウェブデザイン:最高65万円
ウェブデザインのGigは3,000ドル〜5,000ドル(39万円〜65万円)といった提案がされていあす。プロジェクトあたりの単価なので、時給に換算することは難しいですが、仮に200時間かかる仕事だったとしても時給は3,250円になる計算です。
動画編集:最高65万円
動画編集の仕事も3,000ドル〜5,000ドル(39万円〜65万円)のGigが見つかりました。ドキュメンタリー制作などの案件でない限り、動画の編集で100時間を超えることはないと思いますので、時給に換算すれば6,500円です。
日本語ライティング:最高7800円
日本語のライティングや翻訳のGigは30ドル〜60ドル(3900円〜7800円)です(1件500ドルという案件もありますが、ちょっと怪しい感じなので除外しています)。
もちろん、全てのユーザーが提示した額面通りの金額で受注しているわけではありませんが、金額の参考にはなるはず。日本でアルバイトや副業をした場合の金額と比べると、圧倒的に稼げそうです。
というわけで、「Fiverr」を使えば、日本にいながらにして〝米国人なみの時給〟で働くことが可能です。近年は翻訳ソフトや英文作成補助サービスの進化も著しく、英語力に自信がなくても問題なく仕事がこなせるようになってきています。
こうしたちょっとの手間を惜しんで日本の安い時給で働き続けるのは……無駄とまでは言いませんが、もったいないと思いませんか?
世界を相手に仕事をして、たくさん稼ぎたいというフリーランスの方、副業をしている方は強くおすすめしたいサービスです。まずは以下のリンク先からメールアドレスを登録して、挑戦をはじめてみましょう!
↓ Fiverrに登録(無料)
(↑)画像をタップ/クリックするとリンク先ページに移動します
*Category:
- Original:https://www.appbank.net/2023/01/26/technology/2384528.php
- Source:AppBank
- Author:テクノロジー記事班
Be the first to comment