
製造業向けのAIソフトウェア開発企業「Theoria technologies株式会社」は6月16日、AIとの日常的な会話を通じて心と体の健康維持をサポートするスマートフォン向けアプリケーション『HugWay(はぐうぇい)』の提供を開始したと発表しました。
同アプリは、ユーザーに寄り添うAIパートナーとの対話を中心に、歩数管理、活動記録、脳トレーニングゲームを提供するとのことです。対応OSはiOS 16以上、Android 11以上で、価格は無料となっています。
LLMを活用した寄り添い型の会話機能

『HugWay』では、日常の出来事や感じたことなどをAIパートナーと気軽に会話できる機能を搭載しています。同社によると、AIはユーザーの言葉に耳を傾け、共感し、時には健康に関するヒントや新しい活動を提案するとのことです。過去の会話内容も踏まえてパーソナライズされたコミュニケーションを提供し、孤独感の解消やモチベーション維持に繋げるとしています。
同社の強みとして、LLM(大規模言語モデル)を活用した高度な対話能力を挙げており、単なる情報提供に留まらず、ユーザーの感情や状況を理解した真に寄り添ったコミュニケーションを実現するとされています。
歩数管理と脳トレーニング機能も搭載

アプリでは日々の歩数や活動量、毎日の会話を自動で記録し、ダッシュボードで可視化する機能を提供します。歩数の目標設定機能もあり、AIとの会話の中で褒められるなど楽しみながら健康習慣の定着をサポートするとのことです。
また、計算問題や記憶ゲームなど、スキマ時間に手軽に楽しく取り組める全10種類の脳トレゲーム「ブレインワークアウト」を搭載しています。同社によると、脳の活性化を促し、認知機能の維持をサポートするとのことです。

今後は認知症対策機能も追加予定

同社は今後のアップデート予定として、キャラクター「ハグまる」との会話を続けることで習慣化につながる機能の開発や、食事や睡眠などのデータ管理機能の追加を計画しているとしています。さらに、認知機能の維持・増進に関する情報やエビデンスに基づく予防行動プログラムの提供も予定されています。
将来的には、MCI(軽度認知障害)や認知症への気づきや早期対応のサポート機能も追加する予定とのことです。脳のパフォーマンスや認知機能チェックの提供のほか、チェック結果や日々の生活習慣の傾向から認知機能の低下を防ぐための行動を促す働きかけを行うとしています。
同社は6月25日から26日に幕張メッセで開催される「AWS Summit Japan 2025」にも出展し、『HugWay』のデモンストレーション展示を行う予定です。
- HugWayサービスサイト:https://www.hugway.theo-one.com/
- AWS Summit Japan 2025:https://aws.amazon.com/jp/summits/japan/
- Original:https://www.appbank.net/2025/06/19/iphone-application/2780597.php
- Source:AppBank
- Author:はねせがわ
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