『ホーギーヒュー』がNintendo Switchで10月22日発売! 原発避難犬との出会いから生まれたシューティング



ホーギーヒューのオープニング、赤と緑の複葉機に乗るヒューとフィガロ

株式会社ピクセルは10月22日、Nintendo Switch用シューティングゲーム『ホーギーヒュー』を同日に発売したと発表しました。東日本大震災から15年となる節目に、福島の原発事故で故郷を離れた犬との出会いから生まれた作品が、新たな形で送り出されました。

動物をモチーフにした愛らしいキャラクターと、本格的なシューティングの遊びが特徴の作品です。2018年にPC・iOS向けとして誕生し、2021年にはNintendo Switch用『ホーギーヒューwithフレンズ』として発売されていました。

同社の創立10周年にあたる2026年、ゲーム内容を見直したうえで、原点回帰のタイトル『ホーギーヒュー』として新たに発売されました。

一匹の原発避難犬との出会いが企画の始まり

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、福島第一原子力発電所の事故により、多くの人々が住み慣れた土地を離れることになりました。福島県飯舘村で暮らしていた犬の「ヒューガ」も、その影響で家族と離れざるを得なかったとのことです。

ヒューガはシェルター生活を経て、縁あってピクセル代表のもとで暮らすことになりました。その後も続いた福島の家族との交流の中で、ヒューガを主人公にしたゲームの企画が生まれたといいます。

主人公ヒューをはじめ、『ホーギーヒュー』の世界に暮らす個性豊かな住人たちは、実在の動物たちがモデルです。作中に登場する街「エターデイ」の名前は、「飯舘」を並べ替えたアナグラムから付けられました。

窓辺で茶色い犬と白黒の猫が鼻先を近づけ合う写真

愛らしい見た目に込められた命と平和への思い

本作は、懐かしさを感じるドット絵で描かれた横スクロールシューティングゲームです。主人公のヒューとフィガロは、戦火から逃れたパイロットという設定になっています。

物語の軸には、次の三つの言葉が置かれています。

  • 「価値観が違うってだけで、なぜ命を奪わなければならない?」
  • 「理解し合えなくても命の重さは変わらない」
  • 「命を奪うために飛行機乗りになった訳ではない」

愛らしい動物たちが登場する一方で、争いによって失われるものや、異なる価値観を持つ者同士の理解、命の大切さが描かれるそうです。ヒューたちが戦いの中で向き合うのは、単純な善悪だけでは割り切れない出来事だということです。

「ホーギーヒュー」オープニングの犬のキャラクターと光る石の場面

ゲーム内容を大幅に見直した新たな『ホーギーヒュー』

従来作の魅力を残しながら、新しいシューティング体験を目指してゲーム内容が大幅に見直されました。主な変更点は以下のとおりです。

キービジュアルとキャラクターデザイン

新しいキービジュアルとキャラクターデザインは、これまでの作品に引き続きKOUさんが担当しています。登場人物たちの信頼関係がうかがえる、可愛らしくも力強いビジュアルに仕上がったとのことです。

ゲームバランスの再調整

シューティング初心者からスコアアタックを極めたい上級者まで遊べるよう、難易度や自機性能が再調整されました。ミスからのリカバリー手段も充実したということです。

新システム「バーストショット」とスコア要素

一時的に攻撃を強化する新システム「バーストショット」が搭載されています。あわせて、バルーンチェイン、タイムボーナス、シークレットボーナスなど、スコアを狙う要素も広がりました。

サウンドの全面刷新

作曲は林沙希さん、サウンドディレクションはTECHNOuchiさんが担当しています。ゲームの世界観やキャラクターの個性を表現する楽曲が、物語を彩るそうです。

グラフィックとボス戦の進化

背景の描き込みや演出が強化され、敵やボスのアルゴリズムも見直されました。従来作をプレイした人にも新鮮に楽しめる内容を目指したとのことです。

2人同時プレイに対応

1人から2人までのプレイに対応しており、家族や友人とヒューとフィガロの活躍を一緒に楽しめます。

NintendoSwitch「ホーギーヒュー®」TOKYO GAME SHOW 2026 トレーラー

製品情報と価格

対応プラットフォームはNintendo Switchで、ジャンルはシューティングゲームです。プレイ人数は1人から2人で、CERO区分はA(全年齢対象)となっています。

価格は税込で、パッケージの通常版と限定特装版、ダウンロード版の3種類が用意されています。パッケージ版の任天堂型式は「HAC-P-BV6FA(JPN)」です。

  • 通常版:3,850円(JANコード 4595643169161)
  • 限定特装版:6,050円(JANコード 4595643169154)
  • ダウンロード版:2,200円
  • ホーギーヒュー公式サイト:https://pixel-co.com/horgihugh/

代表・佐々木英州さんのコメント

ピクセル代表取締役の佐々木英州さんは、ヒューガとの出会いをきっかけに多くの人々とのつながりが生まれ、それが今も続いていると述べています。本作はシューティングゲームであり、まずはゲームとして楽しんでほしいとコメントしています。

あわせて、ヒューガのような境遇の動物たちがいたことや、その背景にある出来事を知る機会になればとの思いも明かしました。作中のキャラクターのモデルとなった動物たちが、この世界をともに生きた証になってほしいという願いも込められているそうです。

また佐々木さんは、東日本大震災から15年が経った今も、世界各地で争いや災害が続き、安心して暮らせる場所を失ったままの人々がいると指摘しています。「ゲームにできることは決して大きくないかもしれません。それでも、ゲームだからできること、伝えられることがあると、私たちは信じています」とコメントしています。

ホーギーヒュー・ホーギーヒューのロゴはピクセルの登録商標です。 NintendoSwitch・NintendoSwitchのロゴは任天堂の登録商標です。




Be the first to comment

Leave a comment

Your email address will not be published.




CAPTCHA