#コンパス【レポート】:「#Compass Symphony 2023」レポート!初のフルオーケストラ演奏で感動の嵐が巻き起こる!!



今回が初開催となった「#Compass Symphony 2023」をレポート。フルオーケストラが目の前で『#コンパス』楽曲を演奏するイベントとなっており、普段オーケストラコンサートに足を運ばないファンも多数参加し、大盛況のイベントとなった。

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#コンパス×オーケストラの調和を肌で感じられるイベント!

2023年9月10日(日)に「ミューザ川崎シンフォニーホール」にて2部制で開催された「#Compass Symphony 2023」

ゲーム内では聴き慣れた『#コンパス』楽曲が、フルオーケストラでアレンジされて披露された。

シンフォニーホールは、約2,000席もの客席がステージを360度取り囲むのが特徴的なホール。さらに、ステージ後方には日本最大級のパイプオルガンも設置されていた

会場にはファンからヒーローに向けた花も飾られていた

演奏家・編曲家紹介

今回のイベントで素敵な演奏をしてくださった方々と、各楽曲をオーケストラアレンジに仕上げてくださった編曲家の方々をご紹介。

演奏家の方々は『#コンパス』のテーマに合わせて、衣装のネクタイやコサージュなど、どこかしらにオレンジのワンポイントが入っていた!

編曲家

開場前から大盛り上がり!グッズ販売にも長蛇の列が!!

開場前の待ち時間には、グッズを購入するべく列ができあがっていた。

今回は参加する公演と鑑賞チケットに書かれたグループに応じて、物販に参加できる時間帯が決まっていたので、ある程度人数は区切られていた。

しかし、それにも関わらず各グループ長蛇の列と呼べるほどの人数が並んでおり、開場前から多くのファンが初イベントと新グッズを心待ちにしているのが見てとれた。

時間ごとにグループ分けがされていたので、並んでいる時間自体は短くなりやすくなっていただろう

Voidollが描かれたタオルやトートバックに加えて、限定SDデザインのアクリルチャームなど、今回もかわいらしいグッズが勢ぞろい!

ちなみに、今回会場で販売されたグッズに関しては、#コンパスマートでの販売が決定している。

会場に訪れることができなかった方や、ほしいグッズが売り切れていて買えなかったという方は、#コンパスマートで購入しよう。

ついに開場!嬉々として座席へ向かう参加者の方々

開場のアナウンスが流れて、ついに会場が開放。

参加者たちがそれぞれの座席へと向かう姿を見ると、顔には期待と興奮が溢れており、本イベントを楽しみにしていることが伝わってきた。

開場すると、自分の席へと足早に向かう参加者たち。開演に向けた気持ちの高まりが、歩くスピードにも現れていた

席に着くとさっそくペンライトを点けたり、中には自作のグッズを用意したりする方も多く、本イベントを最大限に楽しむ準備はしていた

グッズ付きチケットの限定グッズもご紹介!

今回、S席のグッズ付きチケットを購入した方には、開場のタイミングでオリジナルデザインのバッグに入った限定グッズが手渡された。

バックの中には「レプリカチケット」や「ピンパッジ」「特製プログラム」に加え、オーケストラ限定の“マエストロ”Voidollの「ナタデココンパスmini」が入っていた。

どのグッズもこのチケットでしか手に入らない限定品。“マエストロ”Voidollのナタデココンパスminiがかわいらしい!

ついに1部開演!待ちに待った演奏がスタート!

開演時刻になり、ついに1部の演奏が始まる。

本コンサートでは、複数の楽曲を連続で演奏して1曲に仕上げる、メドレー形式で演奏が行われた。

1部セットリスト

Overture

  • ダンスロボットダンス

1st Medley

  • バイオレンストリガー
  • キレキャリオン
  • ハイスペックニート
  • エウレカレプリカ
  • アルカリレットウセイ

2nd Medley

  • アリスブルー
  • パラレルレイヤー
  • リズム
  • 萌す心を
  • 撥条少女時計
  • ST/A#R

3rd Medley

  • やどりぎ
  • 残響
  • 君はただ二回飛べばいい
  • Call Of Justice
  • グラーヴェ

4th Medley

  • アブソリュート
  • アイロニック
  • 欲望我慢スル事ナカレ
  • 天使だと思っていたのに
  • カンタービレ×パッシオーネ

5th Medley

  • KILLER B
  • Let Me Take You
  • だから言ったでしょ?
  • リアルにぶっとばす
  • アイ情劣等生
  • 惑星のダンスフロア

本稿では、メドレーごとに筆者が印象に残った楽曲を紹介しよう。

開演を知らせるOverture(序曲)では、『ダンスロボットダンス』を演奏。いつものテンポのいい雰囲気とは違い、落ち着いた曲調で開幕から新鮮味を感じられた

1st Medley

1st Medleyでは、開幕の『バイオレンストリガー』と、締めを担った『アルカリレットウセイ』が記憶に新しい。

正直なところ、演奏の本格的なスタートとなる『バイオレンストリガー』で、生で見るオーケストラの迫力に気圧されてしまった。

普段聞き慣れた楽曲がガラリと雰囲気を変えており、ビリビリと響くような音の力に飲み込まれた。

開演に合わせてステージ以外は暗くなり、観客席がペンライトで淡く光りだす

そして、1st Medleyラストの『アルカリレットウセイ』。

ほか楽曲とは違いフルコーラスでの演奏となり、途中にソロパートなども混ぜられていて、改めて生演奏の音色の美しさを感じられた。

観客の皆さんも、楽曲に合わせてペンライトをヒーローの色に変えており、観客席全体の一体感もまた、演奏の素晴らしさを引き立てていた

1st Medley終了後に「コットン太郎」さん登場!?

1st Medleyが終わり拍手が鳴り響いていたところで、『#コンパス』イベントのMCでおなじみ、「コットン太郎」さんが登場。

今回演奏を担当する演奏家の方々を紹介してくれた。

実は声で気づいていた人もいたかもしれないが、開演前の館内アナウンスなどを行なっていたのも、コットン太郎さんだったのだ。

2nd Medley

2nd Medleyでは、独特な始まり方をした『萌す心を』が印象的だった。

甘色の“和”を感じさせるような音色が響き、曲の盛り上がりに合わせて観客のペンライトも一気に紫色に変わった瞬間は、目に焼きついて離れない光景となった。

タイミングを示し合わせたわけでもないのに、一気に観客席のペンライトの色が変わっていく!

3rd Medley

3rd Medleyで印象的だったのは、『Call Of Justice』と『グラーヴェ』の2曲。

楽曲のモチーフであるジャスティスとグスタフといえば、2人とも体躯の大きな縁の下の力持ちのようなヒーローだ。

そんな2人の力強さを感じさせるような、重低音が身体全体に響きわたってくる演奏は素晴らしかった。

指揮者の躍動感ある動きもまた、パワフルで猛々しい感じが表れており、ついつい目を奪われてしまった

4th Medley

4th Medleyの楽曲の中では、やはり音楽家のヒーローであるヴィオレッタのテーマ曲『カンタービレ×パッシオーネ』は忘れられない。

オーケストラとの相性は、言わずもがな抜群。

楽曲に込められたヴィオレッタの美しさや気品ある雰囲気を、より鮮明に感じられる時間になっていた。

中央に配置されたピアノの音色が響き渡り、ホール全体を包み込んでいく

再び現れたコットン太郎さんからうれしいお知らせ

4th Medley終了後、ピアノの移動時間となるタイミングに合わせて、再びコットン太郎さんが登場。

軽妙なMCで場をつないでくれただけでなく、5th Medley終了後に皆さんの最大限の拍手が鳴り止まなければ、“良いこと”があるかもしれないと教えてくれた。

5th Medley

最後の曲となる5th Medley。ここでは演奏と同じくらい印象に残っているのが、『リアルにぶっとばす』での観客席の色彩だ。

今までは楽曲に合わせて、観客席の方々はペンライトをヒーローの色に変えて振っており、観客席全体が1色に統一されていた。

しかし『リアルにぶっとばす』では、の3色が織り交ぜられるカラフルな光景に。

まさしくゲームバズーカガールの髪色を彷彿とさせる3色であり、これまでの楽曲では見られない色鮮やかな世界が広がっていた。

落ち着いたコンサートから一変、さまざまな色が入り乱れるライブのような雰囲気に!

ラストの“良いこと”はなんと…!?

最後の5th Medleyが終わったあと、これまで以上の大きな拍手が鳴り響いてところ、再度演奏の体勢に入るオーケストラの方々。

そこから奏でられたのは、実装間もない某<なにがし>のテーマ曲である『BLINDNESS』だった!

しかも、なんとフルコーラスでの演奏。このイベント開演時点では、まだ『BLINDNESS』のフルは公開されていなかったため、驚いた方も多かっただろう。

初めて聴く『BLINDNESS』のフルコーラスでは、ペンライトを振るのも忘れ、聴き入っている方も多かった

さらに、『BLINDNESS』の後には『ダンスロボットダンス』もフルコーラスで演奏された。

Overtureの時とは違って、#コンパスユーザーなら聴きなじみのある、いつものテンポでの演奏だ。

そしてこの『ダンスロボットダンス』の演奏を最後に、「#Compass Symphony 2023」の第1部は終幕となった。

すべての演奏が終わると、自然とファンたちはスタンディングオベーションの状態となり、惜しみない拍手で感謝の気持ちを演奏家の方々へ送っていた

イベント終了後に『BLINDNESS』MV公開!

今回のコンサートでフルコーラスが演奏された『BLINDNESS』だが、イベント終了後にMVが公開されている。

オーケストラでのアレンジも素晴らしかったが、原曲ももちろん最高の楽曲となっている。

まだ未視聴の方は、ぜひともこちらのMVも見ておこう!

2部も構成は同じだが、セットリストが少し変化!

今回筆者は1部・2部の両方を取材させていただいたが、2部も基本構成は同じ。

ただ、演奏された楽曲や順番に違いがあるので、2部セットリストも紹介しよう。

2部セットリスト

Overture

  • ダンスロボットダンス

1st Medley

  • スティールユー
  • ドクハク
  • Burning! Burning! Burning!
  • アヤカシ
  • レトロマニア狂想曲
  • テスラは夢の中

2nd Medley

  • アリスブルー
  • パラレルレイヤー
  • リズム
  • 萌す心を
  • 撥条少女時計
  • ST/A#R

3rd Medley(1部では4th Medleyだった)

  • アブソリュート
  • アイロニック
  • 欲望我慢スル事ナカレ
  • 天使だと思っていたのに
  • カンタービレ×パッシオーネ

4th Medley(1部では3rd Medleyだった)

  • やどりぎ
  • 残響
  • 君はただ二回飛べばいい
  • Call Of Justice
  • グラーヴェ

5th Medley

  • クレイジー・ビート
  • 孤独毒毒
  • キミノカゼニナル
  • マチガイサガシ
  • オシオキGIMMICK!!
  • ラヴィ

Encore

  • BLINDNESS
  • ダンスロボットダンス

筆者が2部で1番印象に残っているのは、1st Medleyに含まれている『ドクハク』。

全体を通して不気味な音色が静かに、それでいて力強い音が会場中に響き渡っており、殺し屋であるルチアーノらしさが的確に表現されているように感じた。

1部でも多彩な表現を目の当たりにしたのに、また違った感覚に陥るような演奏を見せられ、オーケストラはここまで幅広い表現が可能なのだと、改めて認識させられる瞬間であった。

指揮者の鋭い視線からも、楽曲を音だけでなくオーケストラ全体で表現しているのが伝わってくるだろう

涙も溢れる感動の演奏会、願わくば来年も!

今年が初の開催となった「#Compass Symphony 2023」。

筆者はクラシックコンサートには、両手で数えられる程度しか訪れたことがなかったが、楽曲がなじみ深いということもあってか、素晴らしい演奏の数々に目頭が熱くなった。

来年以降も開催されるのであれば、ぜひまた訪れたいと強く思わせてくれる、感動的なイベントだった。

今回は場所や日時の影響で現地に行けなかった、もしくは生放送で視聴したという方も、もし来年も開催されるのであれば、ぜひとも現地に訪れて、生でこの素晴らしい演奏を聴くことをおすすめする。

2023年10月10日(火)23:59までは2部が見れる!

「#Compass Symphony 2023」の2部は、ニコニコ生放送にて配信されていた。

この生放送は、タイムシフト期間中の2023年10月10日(火)23:59までなら視聴可能となっている。

有料チケットを購入すれば全編視聴可能になるので、今回の演奏を聴いてみたくなった方は、そちらで視聴してみよう。

ちなみに、1st Medleyまでは無料で視聴できるので、オーケストラにあまり興味がない方も、1st Medleyだけでもぜひ聴いてみてほしい!

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