TikTokが「おすすめ」フィード機能を大幅拡充、新たなトピック管理機能とスマートフィルターを導入



 ショートムービープラットフォーム『TikTok』は6月3日、ユーザーが「おすすめ」フィードをより柔軟にカスタマイズできる新機能を発表しました。

 今回の機能拡充により、関心のあるトピックについて調整することができる「トピックを管理」機能や、より精度が向上した「スマートフィルター」機能、「おすすめ」フィードをより良く理解し活用いただくための新たな教育ガイドが導入されます。同社によると、これらの機能によりユーザーは自身の興味関心に基づいたコンテンツをより簡単に発見でき、お気に入りのクリエイターとの出会いを広げることができるとのことです。

10以上のトピックで表示頻度を調整可能

 新たに導入された「トピックを管理」機能では、クリエイティブアート、旅行、自然、スポーツなど、10以上の人気トピックに関連するコンテンツが「おすすめ」フィードに表示される頻度をユーザー自身で調整できます。

 この機能では、特定のトピックを完全に非表示にするのではなく、ユーザーの関心の変化に応じて表示頻度を柔軟にコントロールできる仕組みとなっています。「ペット」や「健康・フィットネス」、「ファッション・美容」などに関心のあるユーザーが、その分野で活躍するクリエイターと出会う可能性がさらに広がるとされています。

スマートフィルター機能で検出精度が向上

 従来提供されていた「キーワードフィルター」機能についても、「スマートフィルター」機能として強化されました。技術を活用し、指定したキーワードと意味の近い類義語なども自動的に検出し、より広範囲のコンテンツをブロック対象とすることが可能となります。

 また、登録できるキーワード数を従来の2倍の200語に拡張し、一括登録や関連キーワードの選択・調整も可能になりました。TikTokによると、グローバルでこれまでに2億以上のキーワードがフィルターされ、「おすすめ」フィードの対象外とされているとのことです。

教育ガイドと安全対策も強化

 同社では、『「おすすめ」フィード教育ガイド』を新たに公開しました。ユーザーが自身のフィードについて理解を深め、管理することができるヒントやツールをわかりやすく紹介する内容となっています。

 これらの新機能は、未成年から大人まで、すべてのアカウントに向けて順次展開されました。同社では、不適切なコンテンツが「おすすめ」フィードに表示されないよう厳格な掲載基準の適用や、未成年のユーザーには年齢に応じた表示制限を設ける「コンテンツレベル」システムの導入などの安全対策もあわせて実施しているとしています。




Be the first to comment

Leave a comment

Your email address will not be published.




CAPTCHA