
株式会社メルカリは7月1日、フリマアプリ『メルカリ』での取引における万が一のトラブルに際し、購入代金や販売利益を全額補償する「全額補償サポートプログラム」を開始したと発表しました。
同プログラムは、当事者間での解決が困難なトラブルが発生した際に、メルカリ事務局が内容を確認し、条件を満たすと判断した場合に補償を行うもので、プログラムの利用にあたり、追加料金は発生しないとのことです。
補償範囲と適用条件
補償範囲は出品者が販売利益、購入者が支払い代金となっていて、上限金額は設定されていません。ただし、梱包資材費や各種手数料などは補償範囲外とされています。
適用条件として、アプリでかんたん本人確認(eKYC)の実施、配送方法に「メルカリ便」の利用、配達完了日の翌日から14日以内の事務局への問い合わせ、出品者・購入者ガイドラインの遵守ルールとマナー・利用規約の遵守の5つ、すべてを満たす必要があります。
対象となるのは、7月1日以降に開始した取引で、『メルカリShops』での取引は対象外となっています。申請は、商品の問題箇所の画像を添付してガイドページから行い、事務局が適用可否を判断するとのことです。
安心・安全への総合的な取り組み

同社は同日、「安心・安全ポータルサイト」も公開しました。このサイトでは、安全な取引のためのガイドラインやよくある手口と対策、トラブル発生時の対応方法、メルカリの安全への取り組みなどの情報を集約しています。
これらの施策は、同社が5月21日に発表した「不正利用者の徹底的な排除」と「お客さまの徹底的な救済」という新方針の根幹をなすものとされていて、月間2,300万人が利用するプラットフォームにおいて、正しくサービスを利用しているユーザーが不利益を被ることのない環境構築を目指すとのことです。
- 全額補償サポートプログラムの詳細:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/2013/
- 安心・安全ポータルサイト:https://jp-news.mercari.com/safety/description/
- Original:https://www.appbank.net/2025/07/03/iphone-application/2785194.php
- Source:AppBank
- Author:はねせがわ
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