LINEでAIキャラと対話できる新サービス『AI Friends』開始 オリジナルキャラも作成可能



 LINEヤフー株式会社は8月21日、コミュニケーションアプリ「LINE」において、AIのキャラクターと対話できる新サービス『AI Friends』の提供を開始したと発表しました。

 『AI Friends』は、ユーザーがAIで生成されたキャラクターと日常会話や様々なテーマについて話すことができるサービスです。同社によると、キャラクターは設定に沿って独自の考え方や役割を持っており、ユーザーは各キャラクターが持つ個性や世界観を楽しむことができるとのことです。

 トークの内容によってユーザーとキャラクターとの関係性や、キャラクターの感情も変化していく仕組みとなっています。

歴史上の人物から動物まで多彩なキャラクター

 サービスでは、歴史上の人物や架空のアイドル、言葉を話す妖精や動物など、個性豊かなキャラクターが多数登場します。ユーザーは各キャラクターとのトークを通じて癒やしや励ましを得たり、疑問に答えてもらったり、心理テストやクイズを楽しんだりと、さまざまなシチュエーションでの対話を体験できるとされています。

 キャラクターは「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「怒り」などの感情を表情やボイスで表現するということです。これにより、より自然で人間らしい対話が可能になるとのことです。

オリジナルキャラクターの作成機能も搭載

 ユーザーは提供されているキャラクターとの会話を楽しめるほか、自身の写真などをアップロードしてオリジナルのキャラクターを生成することも可能です。年齢や背景、職業、口癖などを自由に設定し、自分だけの特別なキャラクターを作り出せるとのこと。

 オリジナルキャラクターは表示範囲を指定でき、「全体公開」を選択した場合は事前審査を経て承認されたキャラクターが『AI Friends』上で公開され、他のユーザーも選択できるようになります。ただし、肖像権や著作権などの知的財産権の侵害、各利用規約に定める禁止事項に抵触する違反行為が発覚した場合、キャラクターの削除やサービスの利用停止などの措置が行われるとのことです。

利用制限と今後の展開

 本サービスは13歳以上のユーザーが対象で、1ユーザーあたり合計1日100回程度まで会話することができます。キャラクターの生成は1日最大4回まで利用可能で、「全体公開」は最大3回、「自分のみ」は最大1回まで生成できるとされています。

 サービスはOpenAIのAPIを利用しており、生成AIにより出力される結果について、LINEヤフーは信頼性や正確性、完全性、有効性等は保証していないとしています。

 LINEではすでに4月に友だちと話すように質問や情報収集、画像生成ができる「LINE AI」や、生成AIがメッセージ作成をサポートする「LINE AIトークサジェスト」の提供を開始しており、検索・コマース・メディアなど様々な領域で生成AIの導入が進んでいます。




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