大掃除で最も挫折する場所はエアコン内部! プロ34名の調査で判明した自力掃除の限界と危険行動



大掃除で挫折する場所1位エアコン内部、2位レンジフード・換気扇、3位浴室全体の記事メインビジュアル

 ユアマイスター株式会社は12月11日、運営メディア「ワタシト」にてハウスクリーニングのプロ34名を対象に実施した大掃除に関するアンケート調査の結果を発表しました。

大掃除で挫折しやすい場所

大掃除で自力清掃を諦めてプロに依頼する場所の調査結果グラフ

 調査では、お客様が自力で清掃を試みたものの途中で諦めてプロに依頼するケースが最も多い場所として、以下の結果が判明しました。

 1位は「エアコン内部」で、85.3%のプロが「途中で諦めて依頼されるケースが多い」と回答しています。エアコンは内部まで分解しないと汚れが取りきれず、年末に自力で作業すると想像以上に時間がかかることが理由とのことです。

 2位は「レンジフード・換気扇」で73.5%、3位は「浴室全体(カビ・水垢)」で58.8%となりました。換気扇は油汚れが固着しやすく、浴室もカビと水垢が混在することで、家庭用洗剤では落としにくくなるため、途中で挫折するケースが多いようです。

自力では落としにくい汚れ

自力清掃で落としきれていないと感じる汚れの調査結果グラフ

 お客様の自力清掃で「落としきれていない」とプロが感じる汚れについて、放置し続けると最も固執し清掃難易度が上がるものは、以下の通りです。

 最も多かった回答は「深くまで根を張ったカビ」で70.6%のプロが挙げています。次いで「層になって固着した石鹸カスや水垢」が61.8%、「油汚れの酸化物」が55.9%となっています。

 これらの汚れは市販の洗剤では成分が作用しにくかったり、表面だけ落ちても内部に残留して再発したりするため、年末にまとめて掃除しようとすると限界が生じやすいということです。プロの専用道具や薬剤を使用して初めてしっかり除去できるケースも多く、自力での作業が難しいことが明らかになりました。

自力掃除で起こりやすい危険な行動

自力清掃で設備を傷つけたり汚れを広げたりする危険な行動の調査結果グラフ

 お客様の自力清掃で設備を傷つけたり、汚れを広げたりしていると感じるケースについて、プロから以下の指摘が上がっています。

 最も多かったのは「固いスポンジやブラシで強く擦りすぎた(コーティング剥がれ、傷)」という回答で55.8%に達しています。汚れが落ちない焦りから力任せに擦ってしまうことで、浴室の鏡や蛇口、キッチンの天板などに傷がつき、かえって汚れが付着しやすくなるリスクがあるとのことです。

 また、「分解清掃が必要な箇所を無理に分解しようとした」ケースも32.4%と多く、とくにエアコンやレンジフードなどの精密部品は、年末に自分で作業することで故障やトラブルにつながる危険性が指摘されています。

調査の詳細情報

 調査の詳細については、「ワタシト」のレポートページで紹介されています。

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