
株式会社YONAGIは1月1日、AIとの対話を通じて自己理解を深めるiOS向けジャーナリングアプリ『hinoto(ヒノト)』をリリースすることを発表しました。
開発の背景
心の健康やウェルビーイングへの関心が世界的に高まる中で、手軽にできるセルフケアとして「ジャーナリング(書く瞑想)」が注目されています。しかし一方で、多くのユーザーが「書くことが思いつかない」「毎日きちんと書くのが面倒」「新鮮さが薄れて飽きてしまう」といった理由で、習慣化に挫折してしまう現状があるとのことです。
『hinoto』は、こうした課題を最新のAI技術と心理学的アプローチ(認知行動療法)で解決するために開発されました。AIからの「問いかけ」に答えるだけの気軽な設計により、「何を書けばいいかわからない」という心理的ハードルを払拭。さらにAIが「自分一人では見落としてしまう本音」や「思考の癖」を見つけ出し、新たな視点を提供することで、書くたびに「自分を再発見する」新鮮な驚きが日々の習慣化を支えるということです。
『hinoto』の3つの特徴
1. あなたの感情に寄り添う、3つの「灯(AIモード)」

『hinoto』の最大の特徴は、心境や目的に合わせて選べる「3つのAIモード」です。ユーザーの過去の文脈を深く理解したパートナーとして、その時々に必要な「灯」となりユーザーを支えるとのことです。
温もりモード|共感と受容
心が疲弊している時や、ただ話を聞いてほしい時に利用できます。ユーザーの言葉を否定せず、蝋燭の灯のように優しく包み込むような対話が行われるそうです。心理的な安全地帯を提供し、感情のデトックスを促すとのことです。
道しるべモード|鼓舞と解決
目標に向かって進みたい時や、迷いがある時に利用できます。闇夜を切り拓く松明の灯のように、コーチとして力強く背中を押し、具体的な行動を促すということです。停滞している現状を打破し、前進するエネルギーを引き出すとのことです。
月明かりモード|俯瞰と洞察
悩みがあったり、視野が狭くなっている時に利用できます。静寂の夜を照らす月明かりのように、歴史や哲学などの高い視座から俯瞰的な問いかけが行われるそうです。思考の枠組みを広げ、足元だけを見ていては気づけない本質的な気付きを促すとのことです。
2. 「書くほどに深まる」長期記憶と分析レポート

『hinoto』は、一過性の対話で終わらない「長期記憶」を備えています。過去の記録や感情の揺らぎを文脈として保持するため、「あの時はこのように乗り越えましたね」といった、親しい友人のような深度のある対話が可能になるということです。
さらに、蓄積されたデータに基づく定期レポートや性格分析機能を搭載しているとのことです。自分では気付きづらい強みや思考の癖、日々の成長などを客観的に可視化し、日々の記録を「一生モノの自己理解」へと変えていくということです。
3. 誰にも見られない、プライベート空間
「本音を書きたいが、流出が怖い」という不安を払拭するため、金融機関レベルの「AES-256」暗号化技術を採用しているとのことです。データはユーザー自身の端末キーで管理され、運営者であっても内容を見ることは技術的に不可能だということです。
また、入力データがAIの学習に利用されることは一切ないとのことです。
サービス名「hinoto」に込めた想い

「hinoto」は「小さな灯」を意味します。暗闇の中で不安な時、手元の小さな灯があるだけで、人は前に進むことができるということです。そして時に光の当たる角度を変えることで、自分一人では影になって見えなかった物事の「もう一つの側面」が鮮やかに照らし出されるとのことです。『hinoto』は、そんな存在でありたいと願っているということです。
アプリ概要
アプリ名は『hinoto』で、カテゴリはヘルスケア/フィットネスです。対応OSはiOS 17.0以降(iPhone)で、価格は基本無料(プレミアムプランあり)となっています。リリース日は2026年1月1日(木・祝)です。
- hinoto:https://apps.apple.com/jp/app/hinoto-ai%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E6%97%A5%E8%A8%98/id6751840529
- 公式サイト:https://hinoto.ai/
- Original:https://www.appbank.net/2025/12/28/iphone-application/2897089.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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