東ヨーロッパの団地を舞台にした異常検出ホラー『When will I get Home?』リリース。11階、40種類以上の“違和感”を見抜いて家に帰れるか



階段下の空間 * **メイン要素**: 壁の「Help!」という白い文字と、階段下の空間

開発・パブリッシングをZForgeGamesが手がけるインディーゲーム『When will I get Home?』が、PC(Steam)向けにリリースされました。価格は580円です。荒涼とした東ヨーロッパの団地を舞台に、日常に潜む異常を見抜いていく“異常検出ゲーム”となっています。デモ版も公開されており、購入を迷っている方はまず体験版から試してみるのもよさそうです。なお、日本語表示には対応していません。

疲れた日常の果てにある、奇妙な団地生活

エレベーターホール * **メイン要素**: 鮮やかな赤と青の対比が目を引くエレベーター

本作の主人公は、東ヨーロッパの団地で暮らすごく普通の人物です。フルタイムの仕事に疲れ切った毎日を過ごしており、目標はただひとつ、無事に家に帰って眠ることだけ。しかしその団地は、どこか様子がおかしいのです。作品の説明文でも「幻覚から解放されること」が目的として語られており、日常のはずの光景に、じわじわと異変が滲み出していく雰囲気が漂います。

スクリーンショットを見ても、その空気感は伝わってきます。雨に濡れる夜の団地の外観は、窓から漏れる暖色の明かりと冷たい夜の青とのコントラストが非常に情緒的で、美しさと孤独感が同時に押し寄せてくるような一枚です。人が生活していたはずの場所に漂う不在の気配が、じわりと不安を煽ってくる作品といえるでしょう。

エレベーターで異常を報告、11階を巡る間違い探し

ゴミ集積場周辺 * **メイン要素**: 無造作に置かれた3つの緑色のゴミ箱

ゲームプレイの核となるのは、シンプルながら緊張感のある“異常検出”システムです。プレイヤーは団地内を見て回り、いつもと違う点、つまり異常を探します。異常を発見した場合はエレベーターの赤いボタンを、見当たらなければ緑のボタンを押すことでジャッジを下していきます。もし判断を誤ってすべての異常を見逃してしまうと、ゲームオーバーになってしまうとのことです。

舞台となる団地は全11階建てで、40種類以上の異常が用意されているとされています。エレベーターホールの画面では赤と青が対比的に配置され、画面端にはわずかな色収差も見られるなど、視覚的にも「何かがおかしい」と訴えかけてくるような演出が施されています。派手な驚かし要素に頼るのではなく、最小限の恐怖と最大限の緊張感で攻めてくるタイプのホラーといえそうです。

団地の各フロアには生活の痕跡がそこかしこに残されています。ゴミ集積場に無造作に置かれたゴミ箱の周りには、壁に直接書き込まれたような操作説明が配置されており、チュートリアルすら世界観に溶け込むよう工夫されている様子がうかがえます。またベランダの通路には停められたままの自転車、窓の外から覗くキッチンにはピザの箱が置かれているなど、誰かがついさっきまでそこにいたかのような生活感が随所に漂っています。それだけに、人の気配がまったくしないという事実が、じわりとした不気味さを際立たせています。

雨夜の団地外観 * **メイン要素**: 夜の雨に煙る団地の外観と、点在する明かり

なかには、階段下の空間の壁に残された「Help!」という文字のように、明確に不穏さを感じさせる光景も存在するようです。日常的な家具や小物と、そうした異様なメッセージのギャップが、プレイヤーの警戒心を掻き立ててくれることでしょう。ベランダに置かれたテーブルや椅子、ラジオなど、誰かが過ごしていたであろう痕跡を眺めながら、異常を見つけ出す集中力が試される作品になっているといえそうです。

価格とデモ、日本語対応について

『When will I get Home?』はPC(Steam)向けにリリース中で、価格は580円です。セール情報は現時点でありません。デモ版も配信中のため、雰囲気やゲームプレイの手触りを確認してから購入を検討することも可能です。

日本語表示には対応していません。ただし本作は基本的に「異常を見つけて報告する」というシンプルな観察型のゲームプレイが軸になっており、壁の操作説明なども短い単語で構成されている様子です。複雑なストーリーテキストを読み解く必要は少なそうなので、英語が得意でなくても、雰囲気を感じながら直感的に楽しめる部類の作品だと考えられます。




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