AIコーチアプリ「自分と話すノート」公開! 価値観を8色マップで可視化



AIコーチアプリ「自分と話すノート」の価値観マップ、対話画面、比較機能のスクリーンショット

株式会社Rinは8月18日、AIコーチアプリ「自分と話すノート」を公開したと発表しました。iOS版は7月にApp Storeで、Android版は8月にGoogle Playで配信が開始されており、iPhone、Android問わず利用できるとのことです。

同アプリは、毎日の対話を通じてユーザーの「価値観軸」を可視化し、自分への理解や人との関わり方を深めていくAIコーチとして開発されました。週に一度届く問いと、日々ノートに書き込んだ言葉をもとに、何を大切にしているのかが8色のマップとして表示される仕組みです。

基本無料で利用でき、タグラインは「価値観が見えると、毎日は選べる。」となっています。

3つのステップで進む「価値観マップ」体験

アプリの体験は、価値観の可視化、他者との関わり、AIコーチへの相談という3つのステップでつながっているとのことです。

ステップ1:自分の価値観マップがわかる

週にひとつ届く問いと日々のノートの言葉から、8色のレーダーチャートとして価値観マップが作成されます。3分・10問のクイズで作る最初のマップは”種”の状態で、書き込むほどに本人の言葉で育っていく設計だということです。

アプリの価値観マップ診断画面。質問に対する回答選択肢と現在の進捗が表示されている

ステップ2:価値観の違いがわかると、関わりがよくなる

自分のマップは、大切な人のマップと重ね合わせることができます。QRコードを見せ合うだけで、ふたりの価値観の重なりと違いが1枚のマップで見えるようになっており、家族やパートナー、職場の相手との関わりに役立てられるとのことです。

二人の価値観マップを重ね合わせた比較画面と関わり方のポイント

ステップ3:AIコーチに、価値観を軸に相談できる

ユーザーの価値観マップを把握したAIコーチに相談できる機能も搭載されています。自分の力が発揮できる場所や成長できる場所、幸福を感じられる場所についての相談のほか、日々の悩みの解決にも対応するとのことです。汎用的なAIチャットとは異なり、ユーザー自身の価値観軸を踏まえた対話ができる点が特徴だということです。

AIコーチとのチャット相談画面。悩みに寄り添うAIの回答が表示されている

価値観マップの理論的背景はシュワルツの価値観理論

同アプリの価値観マップは、貢献・役立ち、自由・柔軟、挑戦・達成、楽しさ、成長・学び、安定・安心、誠実・信頼、つながりの8つの軸と、そこから導かれる16タイプで構成されています。

8つの価値観軸を示す円環モデルの図解

土台になっているのは、心理学者シャローム・シュワルツ氏(エルサレム・ヘブライ大学名誉教授)が1992年に提唱した「基本的価値観理論」です。この理論は、文化が異なっても人の価値観は共通の構造を持ち円環状に並ぶとするもので、欧州社会調査(ESS)の価値観測定にも採用されている理論だとされています。

心理学者シャローム・シュワルツの顔写真と肩書き

改訂版の大規模検証(Schwartz & Cieciuch, 2021)では、49の文化グループ・53,472人分のデータで、価値観が円環状に並ぶ順序が再現されたとのことです。この円環モデルを参考に、株式会社Rinが独自に再構成したものが8つの価値観軸と16タイプになっています。

なお、同アプリは内省・自己理解を支えるコーチングツールであり、医療行為・診断・治療にはあたらないとのことです。心身の不調がある場合は専門機関への受診が案内される設計になっています。

記録は本人だけのもの、AI依存を避ける設計

ノートや対話の内容は個人的な情報であるとの考えから、書いた記録は本人だけのものとして扱われ、法人利用の場合も上司や管理者が個人の記録を読むことはできない仕様になっています。

アプリの設定画面。名前、通知、データ保存などの設定項目

また、深刻な悩みの兆候があるときはコーチングを止め、公的な相談窓口を案内する設計になっているとのことです。同社はAIへの依存ではなく、ユーザーが自分の言葉で考え、身近な人や専門家にもつながれる状態を目指しているとしています。

個人・法人・学校など幅広い利用シーンを想定

個人利用の場合、会員登録は不要で、呼ばれたい名前を入力するだけで利用を開始できるとのことです。基本機能は無料で提供されています。

アプリの質問画面。価値観を診断するための質問と回答選択肢が表示されている

法人利用では、社員の端末がiOSとAndroidに分かれているケースが多いことを踏まえ、両OS対応により1名から全員への展開がしやすくなったとのことです。学校や自治体での研修・実証の場でも、参加者の端末条件を問わず利用できる点が導入のハードルを下げるとされています。

アプリの日記・ノート入力画面。気分選択とコーチからのコメントが表示されている

アプリ概要

  • アプリ名:自分と話すノート
  • 提供:株式会社Rin
  • 対応OS:iOS/Android
  • 価格:基本無料(アプリ内課金あり。有料プラン「ノート+」は初回1か月無料)

アプリは以下のリンクから無料で利用を開始できます。

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代表コメント

株式会社Rin代表取締役の鶴田洋さんは、「人生は、大きな決断では変わりません。小さな選択の積み重ねで変わっていきます」とコメントしています。

鶴田さんは、「その選択の基準になっている自分の価値観は、意外なほど言葉になっていない。それを毎日の対話で見えるようにするために作りました」と述べています。

さらに鶴田さんは、「iPhoneでもAndroidでも使っていただけるようになりました。誰にも言えなかったことも、いつでも話せる場所として、そばに置いてもらえたらうれしいです」と述べています。




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