Appleが極秘開発する「高速転送ポート」への不安





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今年発売される見込みの新型「iPhone 14」シリーズですが、単純に喜ばしいとも言えないアップグレードも含まれているようです。

*Category:テクノロジー Technology|*Source:9to5Mac ,iDrop

「iPhone 14」のLightningポートはUSB 3.0対応とのリーク


テック系メディア「iDrop News」の新しいレポートによれば、Appleは現在より高速な「USB 3.0」に対応したLightningを開発しているとのこと。

現在iPhoneに使われている現在のLightningポートは、依然としてUSB 2.0に基づいており、480Mbpsのデータ転送しかできませんでした。これに対し、USB 3.0は最大5Gbpsの転送速度を実現しています。

とはいえ、Appleが2015年に発表したiPad ProにはUSB 3.0対応のLightningポートが搭載されました。しかし何らかの理由で、AppleはこのLightningポートをiPhoneに搭載しませんでした。

動画クリエイターの中には「iPhone 13 Pro」のProResビデオ機能を使って動画を撮影するといったユーザーもいますが、これらのファイルはかなり重く、USB 2.0ではPC などへの転送に何時間もかかってしまう状態でした。そういう意味では、USB 3.0への対応はありがたいアップデートです。


しかし、この投稿を取り上げたApple専門の米メディア「MacRumors」は、このアップグレードへの懸念も挙げています。それは、この更新により「USB-Cではなく、Lightningポートを搭載したiPhoneがもう1世代出てくる」という点です。

AppleがMagSafe充電を推し進める中で、「iPhone 14 Pro」が初のポートレスiPhoneになるという噂もありましたが、今ではその可能性は低くなっています。また、USB 3.0対応にアップグレードされたことにより、14以降のiPhoneでもLightningポートが継続される可能性も考えられます。

しかしいくら転送速度が早くなっても、根本的な解決にはならない予感がします。いくらiPhoneが人気とはいえ、現在の主流はUSB-C規格であり、Apple製品でもLightningポートを搭載したデバイスは減少しつつあるのが現状。まだ噂の段階ではありますが、「新しいLightning」の末路に不安を感じるには筆者だけではないはずです。




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