TikTok、不登校当事者100名が審査員参加の動画コンテスト開催決定! 6月20日から作品募集開始



 TikTok Japanは6月2日、不登校を経験した10代を対象とした動画コンテスト『不登校生動画甲子園 2025』の開催を発表しました。

 6月20日から「不登校で見つけたこと」をテーマとした動画作品の募集を開始します。

 同コンテストは今年で3回目の開催となり、不登校を1日でも経験したことのある13歳以上20歳未満の個人またはグループが参加対象です。

 指定された4曲の楽曲を用いて1分以内で制作されたTikTok動画が審査対象となります。

 指定楽曲はTouaの「I am I」、遠坂めぐの「赤点だらけの毎日でも」、Mickeyの「2人だけの幸せ」、TENSONGの「纏」の4曲です。

 動画募集期間は6月20日から7月31日までとなっています。

新たに導入される特別審査委員制度

 今年から新制度として、不登校を1日でも経験した当事者もしくはその家族100名による「特別審査委員制度」が導入されます。

 同社によると、TikTok動画を投稿していなくても審査する側として参加でき、8月24日の表彰式にも参加可能とのことです。

 8月には特別審査委員100人がオンラインで集まり、投稿作品について語り合う検討会議も実施されるとされています。

 多様な当事者の視点を反映することを目的とした新たな取り組みです。

参加者向けサポートプログラムも新設

 今年から新たに「審査委員と動画構成案をブラッシュアップ! 個別相談・講習会」が7月5日に開催されます。

 不登校経験のある10代の参加希望者から選考抽選で20名程度が選ばれ、TikTok Japan オフィスで審査委員による講習会や個別相談を受けることができます。

 動画が完成していない構想段階のアイディアでも参加可能で、落選者には講演部分のオンライン聴講が提供されるとのことです。参加費は無料ですが、交通費は自己負担となります。

 表彰式は8月24日に横浜市開港記念会館で開催予定です。

 文部科学省の2024年調査では2023年度の不登校児童生徒数が約34万6千人に上っており、同社では夏休み明けに不登校が目立つ傾向を踏まえ、この時期に表彰式を設定したと説明しています。

 前回の『不登校生動画甲子園 2024』では北海道から九州まで220本のTikTok動画が投稿されたとされています。




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