紙に刷ったような質感を再現する画像加工アプリ「tone」がAndroid版をリリース、iOS版は13万DL突破



toneアプリの編集画面と、対応OSとしてiPhone、iPad、Androidのロゴが記載された告

株式会社四時半は8月26日、画像加工アプリ「tone」のAndroid版を8月25日にリリースしたと発表しました。あわせてiOS版もアップデートし、新しいプリセット2種類を追加したとのことです。

同社によると、これまで提供してきたiOS版は累計13万インストールを記録し、App Storeのランキング上位やX(旧Twitter)でのトレンド入りも果たしたということです。基本機能は無料で利用できます。

孔版印刷のような質感を写真やイラストに付与

「tone」は、写真やイラストなどの作品を孔版印刷のような風合いに変換する画像加工アプリです。1〜3色のインクで刷ったような表現に変換し、ハーフトーンのドットやインクの重なり、版ずれ、紙のざらつきなどをくわえることで、紙に印刷したような懐かしい表情に仕上げられるとのことです。

操作はプリセットの選択やランダムボタンから仕上がりの雰囲気をつくり、そこから網点の細かさ・角度・濃さ、インク、紙、余白、フレームなどを好みに合わせて調整する仕組みだということです。手軽に試すことも、細部までつくり込むこともできる設計になっています。

「Screen(スクリーン)」と「Grain(粒状)」の2種類の加工効果を比較した画像

iOS版は13万インストール、Xでもトレンド入り

同社によると、iOS版はApp Storeの無料アプリランキングで2位、グラフィック/デザインカテゴリで1位を記録するなど、多くのユーザーに利用されてきたとのことです。Xでも「tone」がトレンド入りし、ユーザーが加工した写真やイラストが多数投稿されたということです。

「13万 Downloads」と記された、印刷物のような質感に加工された家と丘のビジュアル

作品事例はXのトレンドページから閲覧できます。

日常の写真加工に使うユーザーだけでなく、イラストレーターやデザイナーが自分の作品に質感を取り入れる用途でも利用されているとのことです。国内にとどまらず海外にも利用が広がり、toneを紹介する自主制作の映像を公開するクリエイターも現れているということです。

Android版リリースと新プリセットの追加

こうした利用の広がりを受けて、同社は今回新たにAndroid版をリリースしました。これまでiOSユーザーに限られていた画像加工機能がAndroidユーザーにも開放され、利用環境を問わずtoneの表現を楽しめるようになったとのことです。

iOS版についても、Android版のリリースにあわせて新しいプリセットが2種類追加されました。細かな設定を行わなくても写真や作品を選ぶだけで手軽に試すことができ、プリセットを起点にさらに調整することも可能だということです。

出力画像は商用利用も可能、処理は端末内で完結

toneから出力した画像は、個人利用だけでなく商用利用も可能とのことです。詳細は利用規約で案内されています。

画像の変換処理はすべて端末内で行われ、加工した写真や作品が外部へ送信されることはないとのことです。

今後は「重ねる」「組み合わせる」「動かす」「手に取る」体験へ拡張予定

同社は今後、一枚の画像を加工するだけでなく、tone発の表現をさらに広げるための機能やサービスを検討・開発しているとのことです。

テキストを一つの「版」として重ねる機能

写真や作品を構成する色の版とは別に、文字を一つの版として重ねられる機能を開発中とのことです。文字と画像が重なった部分に新しい色が生まれるなど、印刷ならではの偶然性をデジタル上で楽しめる仕組みを目指しているということです。

複数の画像を組み合わせる機能

複数の画像を一つのビジュアルの中で組み合わせ、それぞれに異なるエフェクトを設定できる機能が検討されています。写真や作品を組み合わせながら新しい一枚をつくれる体験を目指すとのことです。

エフェクトが変化するGIFの生成機能

色や網点などのエフェクトが時間とともに変化するGIFを生成する機能も検討されているとのことです。静止画とは異なる、動く表現への拡張を狙っているということです。

紙やTシャツなど実物に印刷できるサービス

toneでつくったビジュアルを紙やTシャツなどに印刷できるサービスも検討されているとのことです。なお、これらの構想は開発中の内容を含み、提供時期や実装を確約するものではないとのことです。

開発者のコメント

開発者のkazuさんは、もともと紙や印刷物の質感が好きで、デジタルの中にも物質的な感覚を持ち込めないかと考えていたとコメントしています。色数を減らしたり網点やインクの重なりをくわえたりすると、写真や作品の情報が少し削ぎ落とされ、紙に刷ったような懐かしさが残ると述べています。

また、「かわいい」「印刷したくなる」という声やイラスト作品への活用など、自分では思いつかなかった表現が生まれているのが面白いと語っています。海外のクリエイターが紹介映像をつくってくれるなど、想像していなかった広がり方をしていることもうれしく感じているとコメントしています。

サービス概要

  • サービス名:tone
  • 概要:写真やイラストなどの作品を、孔版印刷のような風合いに変える画像加工アプリ
  • 対応OS:iOS/Android
  • 料金:基本無料

主な機能として、写真や作品を1〜3色の重ね刷り風に変換する機能、画像に合うインクの自動選択、網点の細かさ・角度・濃さの色ごとの調整、紙の質感・余白・フレームの調整、プリセットおよびランダムによる加工、書き出しと共有機能が搭載されており、今回新たにプリセットが追加されています。

花瓶の加工例と、App StoreおよびGoogle Playのダウンロードボタンが並ぶサービス概要




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